【ヨガのポーズ103】“備える” ワイドサイドリーチ──Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方
いざというときに固まらず、動ける自分でいたいじゃない?──道具も必要だけれど、自分も一人で立てる体力、気力を維持していたい。支え合い、助け合いながらでないと乗りきれない、そんな局面に対処するためにも。
撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子
ワイドサイドリーチ
両脚を大きく開き、一方のかかとを蹴り出し、反対の足に体重をかけます。深い呼吸で8秒、次に、逆の足に体重移動して8秒。1日1回。下半身の筋肉が鍛えられ、股関節の可動域も広げてくれます。
今や世界中が、何が起きてもおかしくない時代。中でも日本は、地震大国。全国どこにもリスクがあります。
備えとは、身を守る手段です。
水や食料、ポリタンクやライト……。道具類はいろいろありますが、スマホ頼りの現代、電力がなくなった場合を想定しておく必要があります。
私は今、二拠点生活を目指しており、大雨などで停電することも想定して、太陽光発電や蓄電池の設置を検討しています。日々の安心だけでなく、何ごとか起きたとき、備えがあるかないかで、自分や周りの人の安心感はずいぶん違ってくると思っています。
さて、今回のポーズです。
ワイドサイドリーチは、一方のかかとをしっかり蹴り出し、体重を反対の足にのせています。目線は、蹴り出した足のほうに向けてください。このポーズは備えそのもので、かかとを向けた方向に何ごとかあれば、軸足からパッと体重を移し、動き出すことができるんです。1日1回このヨガを行いましょう。いざというときに動ける自分でいたいじゃない?
同時に大事なのは、周りとのコミュニケーション。人間一人では、身を守りにくい。家族はもとより、職場、地域の人間関係がモノを言います。互いの確認方法、連絡方法、避難先なども、事前に共有しておきましょう。
『クロワッサン』1172号より
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