片手と片足で全身を支えるポーズ。これは、自分を信じていないとできません。実は、他人を信じたり、人から信じてもらったりするよりも大事なのは、自分を信じることなんです。
じゃ、自分を信じるってどういうこと? と思いますよね。そのためには、信じるに足る“材料”が必要。材料とは“経験”です。経験の積み重ねの上にできあがるのが自己肯定感。これが、自分への信頼です。
「私なんか」――私が見聞きするご相談の中で多いこのセリフ。一度きりの人生、思うように生きられないのはつまらない。一種の思考のクセは、簡単な習慣で変えられます。すぐに始められることをひとつ。夜ベッドに入ったら、今日できたことを数えるんです。誰かに道を教えたな。仕事が早く仕上がったわ。おかず、おいしくできた。簡単なことですが、こうした積み重ねが、驚くほど力になってくれます。
つぶやいてほしい魔法の言葉もあります。「無問題」。モーマンタイと読む広東語で「問題ない」という意味です。
人生、大体のことはなんとかなる。考えてもみて。カラダって賢くて、勝手に心臓は動いてくれているし、体温調節や呼吸も自然に行っている。このこと自体がミラクルだと思うのね。大丈夫。何があっても、まずは自分に「OK」を出して生きていきましょう。