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「信じる」ポーズで自分にOKを出す【Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方】

何かしたいことがあるのにGOサインが出せないでいる人はいませんか?
簡単な習慣で、自分にOKを出せるようになるんです。
  • 撮影・森山祐子 構成&文・越川典子

〈信じる〉“自分に「OK!」を出して生きたい。そのためには自信を育てよう。”

片手と片足で全身を支えるポーズ。これは、自分を信じていないとできません。実は、他人を信じたり、人から信じてもらったりするよりも大事なのは、自分を信じることなんです。

じゃ、自分を信じるってどういうこと? と思いますよね。そのためには、信じるに足る“材料”が必要。材料とは“経験”です。経験の積み重ねの上にできあがるのが自己肯定感。これが、自分への信頼です。

「私なんか」――私が見聞きするご相談の中で多いこのセリフ。一度きりの人生、思うように生きられないのはつまらない。一種の思考のクセは、簡単な習慣で変えられます。すぐに始められることをひとつ。夜ベッドに入ったら、今日できたことを数えるんです。誰かに道を教えたな。仕事が早く仕上がったわ。おかず、おいしくできた。簡単なことですが、こうした積み重ねが、驚くほど力になってくれます。

つぶやいてほしい魔法の言葉もあります。「無問題」。モーマンタイと読む広東語で「問題ない」という意味です。

人生、大体のことはなんとかなる。考えてもみて。カラダって賢くて、勝手に心臓は動いてくれているし、体温調節や呼吸も自然に行っている。このこと自体がミラクルだと思うのね。大丈夫。何があっても、まずは自分に「OK」を出して生きていきましょう。

半月のポーズ

半月のポーズ

右足のひざを曲げながら右手を床につき、左足を上げます。次に、左手を天井方向へ伸ばし、バランスをとりながら右足のひざも伸ばし、深い呼吸で8秒キープ。左右の手足を変えて行います。1日1回。

高尾美穂

高尾美穂 さん (たかお・みほ)

産婦人科医

イーク表参道副院長。婦人科スポーツドクター、産業医として、働く女性をサポート。『オトナ女子をラクにする心とからだの本』『人生たいていのことはどうにかなる』など著書多数。

『クロワッサン』1094号より

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