くらし

お国柄の違いも見える、海外ならではの家事シェアリング事情。

  • 文・針貝有佳 構成・今井 恵

【U.S.A(ハワイ)】 「ドライブスルーや 業務用スーパーで 買い物時間を短縮」

[クロワッサンが調べた家事シェアの男女比率]
(女)6:(男)4

ハワイでは共働きが多く、妻の収入が多い夫婦も増え、家事や子育てを夫が担当している家庭も少なくない。アメリカらしいのは、子どもにも必ず家事の一部を負担させ、自立心を育てようとすること。さらにハワイは観光地で小売店が少なく、物価も高いため、業務用スーパー(コストコなど)でまとめ買いをし、小分けにして冷凍庫に入れて食をまかない、節約&時短する家庭も。

コンドミニアムの大きな共同ゴミ箱にゴミを捨てに行かせるなど、積極的に子どもにも家事を分担。

洗濯は必ず乾燥機を使うので、干したり、取り込む手間がなく、真夜中でも回せるから、ある意味家事の時短に役立っている。また、車のまま買い物やATM利用ができるドライブスルーが多いのも便利で、効率化につながっている。

車社会のハワイでは、ドライブスルーがあちこちに。多くの人がプレートランチやコーヒーを買ったり、ATMを利用。
干す、取り込むという手間がないせいか、男性が嫌がらない家事No.1が洗濯。さらにアイロンよりスチーマーが主流。

[特派員]
堀内章子(ほりうち・しょうこ)●ライター、翻訳家。夫、大学生の娘と高校生の息子とハワイに暮らす。アメリカ在住16年。

『クロワッサン』991号より

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