くらし

デザイン好きな友人と京都で買い物するなら? 京都人が教える、おみやげも買えるギャラリーショップ4。

遠くから遊びにきた友人を案内するならどこへ?
京都在住の矢吹紘子さんに、とっておきの場所を教えてもらいました。
  • 撮影・津久井珠美 イラストレーション・イオクサツキ

デザイン好きな友人と買い物するなら?

多種多様なクラフツマンシップに触れられて、おみやげも買えるギャラリーショップへ。

【四条烏丸】KYO AMAHARE(キョウ アマハレ)

圧倒的な美しさの京町家で、日本各地の手仕事にふれる。

東京・白金台に店を構える『雨晴』が昨年11月、京都にオープン。アートと工藝の作品を展示・販売する。

上・陶芸作家・松本郁美による絵付の三段重箱4万2900円、中国茶の茶壷2万5300円。左・入間の陶芸家・田中信彦の皿6,380円。

「話題の作家をセレクトしている上、その昔繊維業の商家だったという町家を大胆に使った空間演出が圧巻です」。3月31日に敷地内の蔵で茶房も開設する予定。

●京都市中京区蛸薬師通柳馬場東入油屋町127 
TEL.075・256・3280 
営業時間:11時〜18時 水曜休

【紫野】かみ添(そえ)

伝統的なのに新しい! 唐紙作家の工房兼ショップ。

唐紙(からかみ)とは伝統文様を木版刷りした、平安時代から伝わる和紙。店主の嘉戸浩(かどこう)さんによる繊細な柄の作品は、海外にもファンが多い。

「カードや便箋は京都みやげに喜ばれます。街並みに溶け込むお店の佇まいも素敵」

絵の具が自然に流れるさまを捉えた柄のカード1,000円(封筒付き)。

●京都市北区紫野東藤ノ森町11・1 
TEL.075・432・8555 
営業時間:12時~18時 月曜休、ほか不定休あり

【清水五条】oud(ウード)

上・陶芸家・岡野里香の器 3万3000円。花器やマグもあり。右・多治見で作陶する呉瑛姫(ごえいひ)の小鉢8,800円〜。

器に衣類、古道具。知的好奇心を刺激する隠れ家。

見逃しそうな路地の奥にある清水焼の古い工房をリノベーションし2021年にオープン。日本各地の作家による器をメインにしつつ古道具や古家具も。「足を踏み入れた時の感動たるや! 未知の作り手に出会える貴重な場所」

●京都市東山区慈法院庵町588・9 
TEL.090・9053・9232 
営業時間:11時〜18時 水曜休、ほか不定休あり

【烏丸御池】AceHotel Kyoto(エースホテル キョウト)

染色家・柚木沙弥郎の限定アイテムが買えるホテル。

1月に亡くなった染色家・柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)がホテルのロゴなどのデザインを手掛け、1階のショップでは貴重な作品やグッズを販売する。「ユーモラスで愛に満ちたモチーフにほっこり。素敵な旅の記念になるはず」

左・限定シルクスクリーン作品〈Taiheiyo〉1万6500円。下・ことばのつみき3,080円、バンダナ2,970円。

●京都市中京区車屋町245・2 新風館内
TEL.075・229・9000 賚24時間(1階ショップ) 無休

矢吹紘子

矢吹紘子 さん (やぶき・ひろこ)

ライター、編集者、通訳案内士

『BRUTUS』『POPEYE』などの雑誌で記事を編集・執筆する傍ら、京都を拠点に日本を訪れるVIPゲストのアテンドを行う。

『クロワッサン』1113号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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