くらし

国宝、ピカソ、ベルばら…いま訪れたい東京のミュージアムと7つの展覧会。

  • 撮影・中村ナリコ、黒川ひろみ 構成&文・松本あかね

【展覧会 岡本太郎】

10月18日(火)~12月28日(水)
●重要作品を網羅。芸術家、岡本太郎を体感する大回顧展。

岡本太郎 《犬の植木鉢》 1955年 川崎市岡本太郎美術館蔵 (C)岡本太郎記念現代芸術振興財団

[上野]東京都美術館

●芸術に注ぐ、純粋なパワーに圧倒される。

©岡本太郎記念現代芸術振興財団

1996年に84歳で亡くなった岡本太郎氏の大規模な回顧展が10年ぶりに開催。

パリで過ごした20代、中国戦線から復員した30代を経て、民族性、呪術性といったテーマと出合い、己の芸術を突き詰めていく稀代の芸術家の軌跡を追う。

絵画から壁画、野外彫刻、1970年の大阪万博で発表した《太陽の塔》に至る代表作が勢ぞろい。芸術に邁進するひたむきな熱量とともに、人間太郎の魅力が作品を通して伝わってくるようだ。

岡本太郎 《燃える人》 1955年 東京国立近代美術館蔵 (C)岡本太郎記念現代芸術振興財団
提供:東京都美術館

東京都台東区上野公園8・36 
TEL.050・5541・8600(ハローダイヤル)
営業時間:9時30分~17時30分(金曜は20時まで。入室は閉室の30分前まで)
月曜休
一般1,900円 ※日時指定予約推奨

誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 〜ベルばらは永遠に〜

開催中~11月20日(日)
●あの感動を再び。原画約180点をストーリーに沿って展示。

1972年『週刊マーガレット』21号表紙のカラーイラスト (C)池田理代子プロダクション

[ 六本木]東京シティビュー

●海抜250mに浮かぶ展望台が夢の世界に。

フランス革命を舞台に男装の麗人オスカルの生涯を描き、一世を風靡した漫画『ベルサイユのばら』。連載から半世紀を経て貴重な原画が公開される。2000ページに及ぶ壮大な物語からオスカルとマリー・アントワネットに焦点をあててドラマを再構成。エントランスにはベルサイユ宮殿をイメージした回廊が設置され、一気に物語の世界へ。TVアニメ版のセル画展示、宝塚歌劇版の名場面をイメージしたコーナーも必見だ。

『ベルサイユのばら』完全版 7巻より (C)池田理代子プロダクション

東京都港区六本木6・10・1 六本木ヒルズ森タワー52階
TEL.03・6406・6652
10時~22時(入館は21時まで)
会期中無休
一般2,200円 ※日時指定予約制

1 2 3 4 5
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間