11月1日(火)~2023年1月9日(月・祝)
●敬虔な信仰に育まれた仏教美術の静謐な美に触れる。
国宝、ピカソ、ベルばら…いま訪れたい東京のミュージアムと7つの展覧会。
- 撮影・中村ナリコ、黒川ひろみ 構成&文・松本あかね
企画展 「大倉コレクション 信仰の美」
[ 虎ノ門]大倉集古館
●名建築の優美な展示空間も魅力。
建て替えを経て令和元年にオープンしたホテルThe Okura Tokyo。その敷地内にある大倉集古館は、実業家・大倉喜八郎が設立した日本最古の私設美術館。
本展では、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって失われる文化財の保護に尽力した喜八郎の蒐集品から、日本の仏教美術に着目。釈迦信仰をはじめ、密教や浄土教、法華経信仰のもとで生まれた美麗なる仏像、仏画の優品が展示される。
当館を代表する名品、国宝《普賢菩薩騎象像(ふげんぼさつきぞうぞう)》を併せて公開予定。
東京都港区虎ノ門2・10・3
TEL.03・5575・5711
10時~17時(入館は16時30分まで)
月曜休(祝日の場合は翌火曜休)、12月29日~1月1日休
一般1,000円
[特別展]没後80年記念 竹内栖鳳
開催中~12月4日(日)
●日本画に描かれる動物たちの愛らしいたたずまい。
[広尾]山種美術館
●会期中、《班猫(はんびょう)》の撮影がOKに。
明治から現在にいたる日本画を中心に所蔵する、国内初の日本画専門美術館。近現代日本画の新しい潮流を作った画家たちの名品が揃う。
中でも人気作は竹内栖鳳(たけうちせいほう)の《班猫(はんびょう)》【重要文化財】。猫の柔らかな毛並み、しなやかな動作を捉えており、動物画の名手といわれた画家の傑作の一つ。
没後80年を記念する本展では《松虎(しょうこ)》(東京国立博物館蔵、前期展示〜11月6日)のほか、初公開作品を含む優品とともにその画業をたどる。
東京都渋谷区広尾3・12・36
TEL.050・5541・8600(ハローダイヤル)
営業時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
月曜休(10月10日は開館、10月11日は休み)
一般1,300円
『クロワッサン』1079号より
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