くらし

国宝、ピカソ、ベルばら…いま訪れたい東京のミュージアムと7つの展覧会。

  • 撮影・中村ナリコ、黒川ひろみ 構成&文・松本あかね

静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅰ 「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき〜」

開催中~12月18日(日)
●皇居の隣、丸の内に新しい美術館が誕生。

国宝 《曜変天目(稲葉天目)》 南宋時代(12〜13世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵

[ 丸の内]静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)

●丸の内エリアに新しいアートスポットが誕生。

(右)大名物 《唐物茄子茶入 付藻茄子》 (左)大名物 《唐物茄子茶入 松本(紹鷗)茄子》 いずれも南宋〜元時代(13〜14世紀)

この建物1階に今月、静嘉堂文庫(せいかどうぶんこ)美術館が世田谷から移転、開館を迎えたばかり。明治の実業家、岩﨑彌之助・小彌太父子が築いたコレクションは、和漢の古典籍約20万冊、東洋古美術約6500件にのぼる。

重要美術品 《三彩鴨形容器》 唐時代(7〜8世紀) 前期(~11月6日)展示

そのうち国宝は7件、重要文化財84件を数え、質量ともに国内屈指。本展では茶道具の白眉、《曜変天目(稲葉天目)》(国宝)、戦国の三英傑(信長・秀吉・家康)に伝来した茶入《付藻茄子》、《松本(紹鷗)茄子》が登場。

余崧 《百花図巻》 清時代・乾隆60年(1795) 後期(11月10日~12月18日)展示

日本美術で俵屋宗達ら琳派の名品、中国美術からは宋代〜清代にわたる絵画、工芸の傑作が集結する。時を超え芸術の贅沢空間に浸りたい。

国宝 俵屋宗達 《源氏物語関谷澪標図屏風》(左隻) 江戸時代・寛永8年(1631)

東京都千代田区丸の内2・1・1 明治生命館1階
TEL.050・5541・8600(ハローダイヤル)
営業時間:10時~17時(金曜は18時まで。入館は閉館の30分前まで)
月曜休(10月10日は開館)、10月11日、11月8日、11月9日休 一般1,500円 ※日時指定予約推奨 前期(~11月6日)、後期(11月10日~12月18日)で展示替えあり。

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