旬のものは安くておいしい。でも多めに買って食べ切れるかな……。そんなときは、週の予定を思い浮かべながらまずは下処理をして、冷蔵や冷凍にしておくとあとが楽、と吉田瑞子さん。
「意外と量もある青菜は、新鮮なうちに茹でて小分け冷凍しておくほうが、萎れたものよりおいしい。萎れると『ま、いいか』となりがち。それで捨ててしまうのが何よりもったいない。生だと早く食べなくてはと焦るけど、茹でて冷凍すれば1カ月ほど持ちます」
冷蔵庫の設定温度や開く頻度などによって違ってくるが、生で冷凍した野菜や魚は2〜3週間、肉であれば3〜4週間くらいで食べ切るというのが目安。いずれにせよ、『早く食べなくては』というプレッシャーからは解放される。
「加熱してから調理する野菜などは、まとめて茹でてしまえば光熱費も節約に。茹でる時間は、量が多くても少なくてもそれほど変わらないですから」
また、お財布に優しい食材の代表である鶏むね肉は、吉田さんが冷蔵庫に常備している食材のひとつ。
「鶏むね肉は安いのが魅力ですが、ソテーだとぱさつきやすい。塩、胡椒し、お酒をふってネギや生姜と耐熱皿にのせ、電子レンジにかけて蒸し鶏に。冷蔵しておくと、ハムやベーコンの代わりになります。すぐ食べ切れない場合は小分けにして、冷凍しても」