くらし

鶏ひき肉の冷凍ワザと2つの展開レシピ【高山かづえさんのレシピ】

足が早いひき肉は、調味料や香味野菜を加えてから冷凍を。
成形次第でいろいろ使えて、汁物の具や点心にも、と大活躍。
  • 撮影・青木和義 料理製作&スタイリング・髙山かづえ 文・新田草子

鶏ひき肉で鶏ねぎつくね

片栗粉で口当たり良く。ワンタンの具にもおすすめ。

他の肉に比べて水分が多い鶏ひき肉は、片栗粉を加えておくと加熱後にもっちりとジューシーな食感に。少量使うのにも向く肉だねなので、小さめに分割して冷凍を。

【材料(作りやすい分量、出来上がり約480g)】
鶏ひき肉 400g
長ねぎ 1/2本
しょうが 1かけ
塩 小さじ1
粗びき黒こしょう 少々
片栗粉、酒各 大さじ1

【作り方】
1.長ねぎはみじん切りにする。しょうがはすりおろす。
2.ボウルにひき肉と1、塩、酒、こしょうを入れ、しっかりと練り混ぜる。片栗粉を入れてさらに練り混ぜる。
3.密封できる冷凍用保存袋(Mサイズ)に入れ、平らに広げて口を閉じ、菜箸で真ん中に十字に線をつけ、バットにのせて冷凍する。

※使う際は、必要量をバットなどに取り出してラップをかけ(全量使う場合は袋ごと)、冷蔵庫で半日ほど解凍。すぐに使いたい時は必要量をポリ袋に入れて流水解凍を。

1.ひき肉とみじん切りのねぎ、しょうがを、よく混ぜておく。
2.全体がなじんでから片栗粉を加えると、しっかりまとまる。
3.保存袋に入れ、平らにして口を閉じ、菜箸で十字に押さえる。
4.押さえたまま菜箸を片側に引き抜くと、きれいに筋がつく。

(アレンジ1)肉詰めピーマンとみょうがの照り焼き

定番のおかずも手早くできる。 青じそを混ぜて風味よく。

【材料(2人分)】
鶏ねぎつくね 1/2袋(約240g)
ピーマン 3個
みょうが 2個
青じそ 6枚
A[しょうゆ 小さじ2 みりん、酒各 大さじ1 砂糖 小さじ1/2]
サラダ油 大さじ1
小麦粉、七味唐辛子各 少々

【作り方】
1.つくねは解凍する。青じそを千切りにしてつくねに混ぜる。
2.ピーマンは半分に切って種を取り、みょうがは縦半分に切る。Aを小さめのボウルで混ぜ合わせておく。
3.ピーマンの内側に小麦粉を薄く振り、1のつくねを詰める。みょうがも断面に小麦粉を薄く振り、つくねをはりつけるようにのせる。
4.フライパンに油を中火で熱し、肉詰めにしたピーマンを肉の面を下にして並べ、2分焼いて裏返す。
5.フライパンに空間を作り、みょうがを肉の面を下にして並べ、1分30秒焼いて裏返す。
6.Aを回し入れて蓋をし、弱火で3分焼く。蓋を取り、水分を飛ばしながらたれをからめる。器に盛って七味を振る。

(アレンジ2)つくねと豆腐のスープ

スプーンですくって入れるだけ。 つくねのうまみで出汁いらず。

【材料(2人分)】
鶏ねぎつくね 1/4袋(約120g)
えのきたけ 1/2袋(50g)
絹豆腐 1/2丁(150g)
パクチー 少々 
しょうが 1/2かけ
酒 小さじ1
塩 小さじ1/4
ごま油 少々

【作り方】
1.つくねは解凍する。しょうがはせん切りにする。えのきは1㎝幅に切り、パクチーはざく切りにする。豆腐は1cm角に切る。
2.鍋に水300mlとしょうが、えのきを入れ、中火にかける。煮立ったら酒と塩を加え、つくねをスプーンで小さめのひと口大(直径2cmくらい)にすくいながら入れる。
3.2分ほど煮たら豆腐を加え、ひと煮立ちさせる。器に盛り、パクチーをのせてごま油を振る。

髙山かづえ

髙山かづえ さん (たかやま・かづえ)

料理家

手軽でひと工夫あるレシピが人気。著書に『あるもので「もう1品」作れるようになる 一生ものの副菜』(KADOKAWA)。

『クロワッサン』1095号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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