くらし

ミスが続く、怪我や病気、思わぬ出費……シチュエーション別、不運を吹き飛ばすお清め方法。

最近運気が悪い、ついてない……。
そんな時にはいつでもどこでもできるお清め方法を悩み別に実践すれば、きっと気持ちも晴れやかに。
古神道数秘術研究家として、日本人に合った開運術を伝授する中井耀香さんに教わります。
  • イラストレーション・大石さちよ 文・小泉咲子

ミスばかり重なり、何事もうまくいかない。

▶︎家の外にあるドアノブまで清めて。

鍋を焦がしたと思ったら、お皿が割れ、炊飯器のスイッチも入れ忘れ……。など、ちょっとしたミスでも、重なると自己嫌悪に陥りがちだが、外から入ってくる気の影響も。

「家の中を整えていても、外に面しているドアノブは、宅配業者やフードデリバリーの人など家族以外も触れるのに、案外、拭き忘れがち。そこから悪い気が入ってくることがあります。ドアノブまで磨き上げ、運気を取り戻して」

近所で事件が起きたり、事故に遭遇した。

▶︎盛り塩と盛り砂の結界でブロック!

不幸な出来事から受ける負のエネルギーは強力。塩と砂のダブルパワーで跳ね返そう。

「清め砂は場を清めるもの。塩と砂をそれぞれ白い小皿に盛って2つ並べ、玄関とその対角線上の2カ所、できれば外に置くと結界を作れます」。清め砂とは神社で販売している、人の立ち入りが禁止された場所で採取されたもの。近くの神社で清め砂が手に入らなければ、ネット販売やFAXでの申し込みを利用しても。

中古品を買ったが、嫌な気を感じる。

▶︎塩を振って洗い天日干しで浄化を!

ネットオークションや個人で簡単に物を売買できるアプリが定着し、中古品を手にする機会が増えている。購入品を開封すると、どことなく嫌な感じがすることも。

「前の持ち主が生活に困窮して手放した宝物や、未練のある前夫からの贈り物など、念が詰まっている場合があります。塩を振る、天日干しをするなどして、お祓いをしてから使いましょう。変色しそうなものはクリーニングへ」

満員電車に乗って、どっと疲れてしまった。

▶︎塩を入れた風呂に浸かり、身を清める。

電車やバスなど公共機関など不特定多数の人が密集する場所は、人がそれぞれに運んできた気の影響を受けやすい。知らず知らずのうちに、よくない気の状態から負の作用を受けることも。

「大勢の人と触れた日の終わりは、ひと掴みの塩、できればブラックソルトを入れた湯船にゆっくり浸かりましょう。ブラックソルトには硫黄成分が含まれており、その香りが浄化力を高めてくれるんです」

怪我や病気が重なり、不調から抜け出せない。

▶︎和紙で、自分の身代わり人形を作る。

自分や家族に病気や怪我が続く時は、強力な負のエネルギーに襲われている可能性大。

「神社では、6月30日と12月31日の年2回ある大祓(おおはらえ)式で、形代(かたしろ)と呼ばれる和紙の人形が配られ、そこに罪や穢れを移し、水に流したり焚き上げたりして厄落としをします。それに倣って人形(ひとがた)に和紙を切り、名前、干支、長女など生まれた時の親から見た続柄を書いて部屋に飾り、身代わりになってもらいましょう」

小さなことで、すぐにイライラしてしまう。

▶︎大声を出して怒りをエネルギーに昇華!

仕事でストレスを感じたり、テレビに向かって悪態をつく家族に辟易したり……。「関係を断ち切れない人にイライラを直接ぶつけると、今後に支障が出てしまい、いい解決法とはいえません」。では、ぶつけようのない怒りはどうしたら? 「相手を巻き込まず、自分も我慢しない方法がひとりカラオケ。怒りのエネルギーを歌声に変えて外に出せばスッキリ! 怒りの感情が消え、新たな気持ちで向き合えます」

悲しい出来事があり、なかなか立ち直れない。

▶︎温かい涙とともに悲しい気を体外へ放つ。

誰しも生きていれば、つらい出来事から完全に逃れることはできず、悲しみが深いほど立ち直るのに時間がかかる。

「悲しみを心の奥深くに閉じ込めていると、いつの間にか心のしこりとなって留まってしまいます。そこでおすすめなのが、涙で悲しみを癒やすこと。戦争映画など、悲しい話ではなく、人の優しさや温かさに触れられる物語でそっと流れてくる涙に、悲しみの最大の浄化作用があります」

予定外の出費に財布の紛失、金運に見放された!

▶︎金運の宿る玄関のたたきをピカピカに!

ただでさえ支出が増える年末年始。こんな時に家電が壊れて買い替えが必要になったり、うっかり財布を落としてしまったり……。

「ひょっとして玄関に靴が出しっぱなしになっていませんか。玄関はたたきまでキレイですか。〝財の場所〟である玄関が汚れているとお金と縁遠くなってしまいます。靴はすべて下駄箱にしまい、ほうきで掃いてピカピカに磨き上げ、この状態を常に心掛けて」

うっかりミスで、人を怒らせてしまった。

▶︎徳を積みなおし、すぐにリセット。

けっして悪気がなくても、時間に遅れてしまった、約束を忘れてしまうといったうっかりミスは誰にでもあるもの。

「大事なのは、ミスをしてしまった後です。心から謝罪することは当然ですが、相手の大切な時間を奪い、迷惑をかけた不徳を放っておかないように。ごはんをご馳走する、気の合いそうな人を紹介する。相手に喜んでもらって徳を積むことで、その不徳はやっと帳消しになるのです」

中井耀香

中井耀香 さん (なかい・ようか)

古神道数秘術研究家

和暦を使った独自の開運方法で、人生を好転させるアドバイスを行う。新刊に『中井耀香の金運上昇カレンダー2024 魂ふり』(KADOKAWA)。

『クロワッサン』1108号より

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