からだ

【ヤムナ・ボール・メソッド】気持ちよく伸ばして、太りにくい身体づくり。【前編】

ボールに身体をのせ、自分が動くことでほどよい刺激を与えるメソッド。縮こまった身体もしなやかに伸びます。
  • 撮影・岡本 潔 ヘア&メイク・大谷亮治  構成・鈴木 智 文・室田元美

スッと立った姿がシャープでかっこいい、ヤムナ・ゼイクさん。ボールを使ったコンディショニング「ヤムナ・ボール・メソッド」の生みの親として世界中を飛び回り、スーパーモデルやミュージシャン、トップアスリートなどからも支持されている。自身も60代でこの見事なプロポーション。
「私はこのメソッド以外に何もしていないし、若い時と同じように食べていますよ。女性は40代後半からホルモンの働きが変わるので代謝が落ちて、太りやすくなります。そこでいきなりランニングやジムワークなどハードな運動を始めると、腰や膝を痛めがち。ボールを使ったメソッドなら、身体に余分な負担をかけずに骨の質を高め、内臓、筋肉、靱帯をしなやかに保って全身の代謝や循環をアップさせられます。その結果、健康的で太りにくい身体に変わっていくのです」

ボール・メソッドと正しい呼吸が、代謝をアップ。

ボールひとつで、どうやって太りにくい身体になれるのだろうか。
「まず筋肉にボールを当てて圧をかけると、筋肉が刺激されその周りの血行が促されるのです。同じように内臓も柔らかくなれば、圧迫されがちな胃腸などの臓器も正常な位置に納まるので、活発に機能するようになります」

更年期を迎えるにつれて衰える、ホルモンをつかさどる甲状腺の働きや、年齢とともに硬くなる関節の動きも改善される。そうやって全身の機能が上がると、代謝もアップして多くのエネルギーが消費されるので太りにくくなるはず、とヤムナさん。
ボールを使ったさまざまなルーティンによって、ストレスや運動不足で縮まっていた筋肉や内臓も緩み、全身がリラックスすることを実感できる。身体の歪みやクセも改善、痛みや疲れからも解放されやすくなるなど、いいことずくめだ。
「運動は苦手だったけれど、動くのが楽しくなったとか、アクティブになった、という人も多いですね」

もうひとつ、太りにくい身体をつくるために心がけたいのが、呼吸。これから紹介する5つのルーティンでは、深呼吸を3〜4回繰り返しながら、じわりじわりと身体の各部位にボールで圧をかけていくのがコツ。
「現代人は呼吸が浅いですね。胸を大きく開くことを意識しましょう。深呼吸して細胞にまで酸素が充分行き渡れば、さらに代謝を高めてエネルギーが消費されるので、痩せやすくなりますよ」

ボールを当てるポイントはココ!

〈甲状腺〉
ホルモンの分泌をつかさどる甲状腺は更年期を迎えると機能が衰えがち。刺激を与え、代謝をよくすることができる。

〈胸〉
胸を持ち上げて肺を広げることで、酸素をたくさん取り込むことができるようになり、代謝もアップ。

〈背中〉
背骨を伸ばすと、脊椎に沿って走っている自律神経が正しく働き、内臓の動きがよくなるため、代謝が高まる。

〈腸・膀胱〉
年齢とともに衰えがちな胃腸、膀胱などの働きを活発に。便や尿の排出がよくなるため、むくみも改善される。

〈ももの前後〉
放っておくとたるんでくるももの筋肉にも、ボールで刺激を与えて血行をよくし、引き締める。

〈ふくらはぎ〉
ふくらはぎの筋肉をボールでしなやかにし、血流の戻りをよくして代謝を促すため、むくみも撃退してすっきり。

ヤムナ・ボール・メソッドを始めよう。 解説のDVDが付いています。

ヤムナ・ボール、空気を入れる専用ポンプ、ルーティンを解説したDVD、スペシャルブックがセットになった『ヤムナ・ボール・メソッド』。6,156円〈税込〉(マガジンハウス/問い合わせ 受注センター TEL:049-275-1811)

運動はしたいけれど、時間や機会がなくて……という人におすすめのキット。特別設計されたヤムナ専用ボールひとつで、健康的で痩せやすい身体をつくることができるのが、ヤムナ・ボール・メソッドの魅力。家にいながらにして、全身の気になる部位にボールでバランスよく圧をかけ、血行や代謝をよくしてスッキリと美しいプロポーションをつくることができる。家で、旅先で思い立ったときにいつでもメソッドに取りかかれる便利さや、保管に場所を取らないのもうれしい。わかりやすいDVDの解説も好評。(『ヤムナ・ボール・メソッド』)

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