【ヨガのポーズ98】“収まる” 直角のポーズ──Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方
四角い箱にきっちり収めて、すっきりした気持ちで次に進もう。──収まりがいいとか悪いとか、言いますね。たしかに、きちんと収まっている状態は、気持ちのよいものです。四角いものに、上手に収めることも生き方のひとつです。
撮影・中島慶子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子
直角のポーズ
両脚を肩幅に開いて立ち、腰に手を当て、右脚をカラダと直角になるまで上げていきます。そのとき、体幹の筋肉も意識してみてください。深い呼吸で8秒。反対の脚でも行います。1日1回。
直角のものって、世の中にたくさんあります。タンスやデスクの引き出し、収納箱……規格があるものは何でも収まりがいいものです。その分、自由度はない、つまらないと感じることもあるけれど、一つひとつをきちんと収めれば、最大限のものをしまうことができる。効率を考えれば、何かを収めて、前に進むためには合理的でよい方法のひとつだと思っています。
そんな直角を、カラダで表現してみましょう。
このポーズ、実は、とってもしんどいのです。カラダにあるたくさんの筋肉のうち、体幹と大腿直筋の2カ所だけを使って、脚を上げています。一極集中、と感じるほど。「今、ここだけ」に集中する力を感じてほしいのです。
なぜなら、1日という限られた時間、限られたエネルギーの中で、何かを進めていくためには、意識的に「収めていく」作業が必要になるからです。
そんなとき、丸い形もいいけれど、直角でできた形なら、きちっと閉まるし、ちゃんと収まる。重ねやすくてムダもない。収まりがいい状態は、違和感がなく、しっくりと自然で調和のとれている状態でもあります。今これを収めないことには先に進めない――そんなときは、このポーズですっきり。次へと気持ちを向けてください。
Tシャツ 5,500円(シュリ・ラマナ・リタ・ヨーグ/LOTUS8 TEL:03-5614-6830)
『クロワッサン』1167号より
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