手には基本となる4本の線がある。生命線、頭脳線、感情線、運命線だ。
「体、頭、心を表す3つの線に運命線。この4本は誰にでもあります。運命線は自分の意思が刻んでいきます。薄かったり、2本出ている人もいますが、ない人はいません。それに今回は、太陽線を加えて観ていきましょう。太陽線は人や自分を喜ばせる力の線で〝人気線〟とも呼ばれています」(日笠さん)
手相を観るといっても、難しく構える必要はない。大切なのは手を開いた時のパッと見の印象だ。
「前にも述べましたが線を刻んでいくのは気の流れです。前向き、やる気のある人はいい流れがくっきり、線も濃く先端まできれい。たとえ三股に分かれていてもスッキリ流れます」
逆に気力が足りなかったり迷いがある場合は、先分かれした先端は枝毛状のようになってしまう(下図)。
「そのほかにも線が切れ切れになったり、堂々巡りを繰り返す〝島〟が出てきたり、あるいは主要線の流れを止める障害線が出たりもします」
といった基本情報を頭に入れながら、自分の過去、そして未来を手の中に観ることはできるだろうか?
「生命線と運命線ではどこが何歳?という流年が読み取れます。が、流年は人により微妙にずれますので、今回はイラストのようなおよその歳を表す年齢マップを作りました」
古い曲を懐かしむように昔の自分を辿ってみよう。それに続くあなたの未来は? さらに下に紹介する吉相は宝探しに出かけるような気分で。手は示唆に富んでいる!