【おいしくて正しい水分補給】いつもの冷たいお茶とコーヒーにひと手間加えて華やかな一杯に
撮影・松村隆史 スタイリング・西﨑弥沙 文・原 千乃
酷暑の夏を、健やかに乗り切るために欠かせない水分補給。「そもそも水は、生命活動を支える重要な役割を担っています」と話すのは、医学博士の谷口英喜さん。
では、大切な水分を適切に摂るにはどうすればよい?
「水分補給は食事から、が基本。1食あたり約400ml摂れるので、食事の回数に応じた不足分を飲水で補います。一日に飲む必要のある水分の量は体重×25mlなので、女性なら1.25Lくらいが目安です。ただし、喉が渇いたときに、一気に水分を摂ると、利尿作用を高めて、すぐに水分が排出されてしまうので逆効果。常に喉が渇かないように、チビチビ摂ることがポイントです。そのためには、ゆっくりと時間をかけて味わえるものを選ぶのが正解。無糖の水やお茶で摂るのが水分補給の基本ですが、カフェインや少量の糖分入りの飲料も、一日コップ3〜4杯ならば問題ありません。コーヒーでもハーブや果物を加えた飲み物でも、自分が心地よく続けられるものを選ぶのがいいでしょう」(谷口さん)
毎日のことだからこそ、無理なく、楽しく。それが夏の水分補給の秘訣。そこで今回は、中医学や薬膳に詳しい粮理家・松見早枝子さんに、体を潤しながら夏の不調もいたわるドリンクを教えてもらった。おいしい一杯を楽しみながら、暑さに負けない体を育てて。
ジャスミンオレンジティー
《気の巡りUP》
写真右:「ともに滞った気を巡らせる効果があるとされるジャスミンとオレンジをミックス。水出しジャスミンティーにオレンジジュースを混ぜるだけで、夏にモヤモヤしがちな気分を晴らす爽快な飲み物に。ジャスミンには代謝アップ作用もあるので食後のサポートにも」
【材料(作りやすい分量)】
ジャスミンティー茶葉…5g
水…500ml
オレンジジュース…適量
【作り方】
ボトルにジャスミンティー茶葉と分量の水を入れて蓋を閉め、冷蔵庫で3時間以上水出しする。ジャスミンティー100mlにつき、冷やしたオレンジジュースを大さじ4(60ml)ほど入れていただく。
緑茶ミントティー
《火照り冷まし》
写真中:「暑い夏の我が家の定番ドリンクです。緑茶の持つ熱を冷ます作用をメントールのスーッとした清涼感でさらに高めて、心身に溜まった熱を素早く押し出してくれます。茶葉とスペアミントを水に入れておくだけの手軽さなので、冷蔵庫に常備しておくと重宝しますよ」
【材料(作りやすい分量)】
緑茶茶葉…5g
スペアミント…3g
水…500ml
【作り方】
ボトルに緑茶茶葉とスペアミント、分量の水を入れて蓋を閉め、冷蔵庫で3時間以上水出しする。
小豆アイスコーヒー
《湿を取り除く》
写真左:「夏は、中医学で“湿”と呼ばれる余分な水分や老廃物が溜まりやすい季節。小豆の利水作用と解毒作用はそんな“湿”を取り除く力強い味方。これにイライラした気分を落ち着かせるコーヒーを合わせることで、心の“湿”も流し、すっきりとした心身に整えられます」
【材料(1人分)】
小豆(ドライパックまたは水煮)…50g
アイスコーヒー…100ml
牛乳…100ml
【作り方】
小豆とアイスコーヒーをミキサーに入れ、滑らかに攪拌する。グラスに移して牛乳を加え、好みで黒糖シロップ(分量外。水と同じ重さの黒糖を小鍋に入れ、黒糖が溶けるまで煮る)適量を加える。
『クロワッサン』1170号より
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