スタイリストが寝具選びをサポートしてくれるツアーを「ごはん同盟」が体験！

朝起きた時、首や肩、腰に痛みがある人は、枕やマットレスが合っていないのかも……。
寝具をアップデートして、肩こり＆腰痛をやわらげよう。

撮影・黒川ひろみ　イラストレーション・オガワナホ　文・熊坂麻美

夫婦で寝具を見直そう！「ごはん同盟」のふたりが体験しました。

睡眠の質を高め、首・肩・腰の不調をやわらげるためにも、各自に合った寝具が必要……ということで、フードユニット「ごはん同盟」のしらいのりこさん、シライジュンイチさん夫妻が寝具の見直しを実践。

スタイリストが寝具選びをサポートしてくれる銀座三越の「Good sleep tour」に参加した。

このサービスは、体形の計測やフィッティングをもとに〈西川〉〈エアウィーヴ〉〈シモンズ〉などブランドの垣根を越えて最適な寝具を選ぶことができる。試さずに選んだマットレスと枕をおそろいで使っているというふたり。それぞれにぴったりの寝具を求めて、ツアーがスタート!

●銀座三越本館7階
Good sleep tour（グッドスリープツアー）

枕やマットレスなどの寝具をはじめ、ルームフレグランスや健康食品など快適な睡眠環境につながるアイテムをツアー形式で案内。ツアーで試した商品はスタイリストがリスト化し、後日リモートショッピングアプリから購入も可能。左から〈西川〉〈エアウィーヴ〉〈シモンズ〉の売り場。

〈申し込み〉
「三越伊勢丹リモートショッピングアプリ」をダウンロードし、会員登録。「銀座三越」を選択し、「リビングコンシェルジュ」を登録。メニューの【Good sleep tour】の中から好みのツアーを選び、チャットで来店日時を決める。来店希望日の1週間前までに予約を。当日は銀座三越本館7階インテリアカウンター（シモンズ横）へ。

STEP1｜後頭部から首の高さを計測して、枕をオーダー。

初めに今使っている寝具や悩みをヒアリング。ふたりは同じマットレスと枕を使い、「朝起きて首が痛い日がある」（のりこさん）、「寝具が合っているかわからない」（ジュンイチさん）のがお悩みという。

まずは枕を探しに〈西川〉へ。ピローアドバイザーが後頭部と首の高さを測定し、枕の高さを診断。好みの素材の枕で寝心地を確かめて、それぞれに適した高さに調整してもらった。

「ストレートネックだと思っていたけど、ちゃんと首のカーブがあるとわかってビックリ」（のりこさん）、「高さが1cm違うだけで寝心地やフィット感がかなり変わる!」（ジュンイチさん）と発見があったよう。自分仕様の枕を持って次のステップへ。

頸椎ラインを計測。

測定器で後頭部から首のカーブを計測。のりこさんは5cm、ジュンイチさんは6cmで、どちらも中間の高さの枕が適していると判明。

素材を選んでオーダー枕にトライ。

8種類から好みの感触と硬さの中材を選ぶ。のりこさんは柔らかめのウレタン素材、ジュンイチさんは中間のパイプ素材をチョイス。

寝心地を確かめフィッティング。

仰向けと横向き時の寝心地や寝姿勢をピローアドバイザーと確認する。仰向け時は目線が真上ではなく足元寄りになるのがいいそう。

診断をもとに高さを調整。

枕は7分割構造で細かい高さ調整が可能。肩に厚みがあるジュンイチさんは両サイドを2cm上げて横向き時に肩が詰まらない高さに。

STEP2｜体形をＡＩが診断。首・肩・腰に合うマットレスを選ぶ。

体形チェック。

身長や体重、年齢などの情報と全身写真からその人の体形や骨格に適したマットレスを判定。同タイプのアスリートも教えてくれる。のりこさんは「浅田真央タイプ」だった。

体形に合わせたマットレス。

肩・腰・脚の3パーツの硬さを替えてカスタマイズ。のりこさんは、肩と脚が柔らかめ、腰が標準タイプ。脚部分が柔らかめだと、かかとや横向き時のくるぶしに負荷がかからずリラックスできるそう。

マットレスの寝心地を体感。選んだ枕との相性も試せる。

まず標準仕様のマットレスを試してから、カスタマイズを体感。「自分に合う硬さだからか、たしかに寝心地がいい!」（のりこさん）

続いてやってきたのは〈エアウィーヴ〉。こちらで試せるのは、肩・腰・脚部分でエアファイバーR（中材）が3分割されたマットレス。

独自に蓄積した膨大なデータをもとに、体形や骨格に合うマットレスの硬さのパターンを判定。3つのパーツの硬さを組み替えて自分に合ったマットレスを体験できる。

たとえば、がっしりした体形のジュンイチさんは体重がかかる腰部分を硬めにすることで寝返りがしやすく、肩部分を柔らかめにすることで体がまっすぐ保て、理想の寝姿勢が叶うという。

ふたりはカスタマイズされたマットレスに、〈西川〉でオーダー体験した枕や〈エアウィーヴ〉の枕を合わせて、フィット感や相性を確認した。

STEP3｜コイルマットレスの寝心地を比べてみる。

最後はマットレスの王道であるコイルタイプをいろいろ試すべく、〈シモンズ〉を案内してもらった。

〈シモンズ〉のポケットコイルマットレスは多くの有名ホテルでも採用される品質を誇り、こちらには比較的手頃なラインから最上位ラインまでそろう。

ふたりは「初めて」という〈シモンズ〉の寝心地を、ときに歓声を上げながら体験して楽しみ、ツアーは終了。

スタイリストに相談しながら試したアイテムを検討し、のりこさんは〈西川〉のオーダー枕を、ジュンイチさんは〈エアウィーヴ〉の枕を購入した。「ひとまず枕を使ってみて、マットレスはまた検討します!」

コイルの硬さは3種類。

弾性と耐久性に富むオリジナルのポケットコイルは、リングの太さの違いにより3種類の硬さがあり、触って寝て試すことができる。

寝心地の違いを比べてみる。

コイルの硬さ、マットレス表面の素材や詰め物でも寝心地は異なる。「体圧がしっかり分散されている感じがします」（のりこさん）

超高級マットレスも体験。

2段のコイルで体を支える最高級モデルはフレーム込みで100万円以上!　「ソフトな寝心地。でもお値段を考えると緊張しちゃうかも」

のりこさん、ジュンイチさん寝具選び体験の感想＆枕の使い心地は？

「寝具の大切さを実感しました。枕は沈み具合がちょうどよく、寝つきも目覚めもいい。首の痛みや寝違えが今のところありません!」（のりこさん）、「いろいろ比べることで自分に合う寝具がわかるのが発見でした。枕の弾力になじむまで少し時間がかかりましたが、二度寝をすると心地よすぎて寝坊しそうなほどです」（ジュンイチさん）。