「加齢とともに、骨とそれを支えている筋肉は次第に衰えていきます。特に女性は50代から注意が必要。閉経後は女性ホルモンが激減するため、それまで女性ホルモンの働きで守られていた骨が急激に弱くもろくなります」と、長年骨粗鬆症をはじめ、骨の診療に携わる医師の林泰史さん。
骨の健康を守るには、骨の材料の元になる「食事」、カルシウムの吸収を促しビタミンDを増やす「日光浴」、骨を強くする「運動」が3大原則。今回は運動に焦点をあて、毎日簡単にできる“骨トレ”を教えてもらった。
「運動は『骨自体を強くする』ものと、『転倒しづらい体作りをする』ものの2本柱。家事や仕事の合間などに取り入れやすい動きばかりなので、気軽にまずは2週間ほど続けてください。体が変わってくるのを感じるはずです」