掃除機をかける、買い物に行く……。そんな日常の動作にほんの少しアレンジを加えるだけで体や脳の老化防止につながると話すのは、ウェルネスクリエイターの齊藤邦秀さん。
「私たちは家事や仕事をする中で、毎日いくつかの習慣化された動きを繰り返していますが、それはつまり脳も筋肉も同じ部分しか使っていないということ。でも逆に考えてみれば、ルーティンを崩すことで使われていなかった部分が使えるようになるということでもあるんです。
買い物に行く道を変える、掃除機をかけるときの歩幅を変えるくらいのことでいいので、日常のルーティンを少し変えてみてください。“慣れない動き”をすることで、脳が活性化。神経と筋肉のつながりが新たに生まれ、使える筋肉が増加することで体の動きがスムーズになる、バランス力がアップするなど、さまざまな効果が実感できるはずです」
このほかにも、齊藤さんが提案するアンチエイジングに役立つ生活術も併せてご紹介。ふだんの行動の延長線上でできるものばかりなので、気軽に取り入れてみたい。
「この中のいくつかを行うだけでバランスよく筋肉、脳、骨を鍛えることができるので、全部やらなくても大丈夫。がんばりすぎはストレスのもと。“やりすぎない”ことも、健康のためには大切なんですよ」