プロの料理家もこれで痩せた、最強食材、オートミールの食べ方と“黄金の朝ごはん”。

オートミールがダイエットの最強食材と呼ばれるのにはわけがある。レシピを考案してくれた料理家の新谷友里江さんはこう説明する。

「まず白米に比べて糖質量が少ないことです。普通のお茶碗1杯分くらいのお米の糖質が50gぐらいだとすると、平均的なオートミール1食の糖質は約17g。それに水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含んでいるので、お腹のもちがいいんですよ」

栄養だけではない、簡単に作れるのもオートミール食の優れた点。

「牛乳をかけるだけ、水をかけてレンチンするだけ、あるいは牛乳やヨーグルトに一晩漬け込むオーバーナイトだって、放っておけば完成しますので」

まずは代表的なオートミール2種、ロールドオーツとインスタントオーツの特徴を理解しよう。それぞれの個性に応じて美味しい料理ができあがる。

「洋風だけでなく、お米の代わりに使う“ごはん化”レシピもおすすめです。しらすのおにぎりを一度作ってみてください。イメージが変わりますよ」

●ロールドオーツ

●インスタントオーツ

オーバーナイト。

レンチンして食べる。

現在、2児の母親である新谷さんは、第2子を出産した際に7kgも太ってしまったのだそう。シュッとした印象からはにわかに信じられませんが。

「いろいろやってもなかなか落ちなかったんですが、ジム通い、そしてオートミールを活用した糖質オフを実践したら、みるみる元に戻りました」

下に紹介するのは、新谷さんが実践する“黄金の朝ごはん”だ。

「かけるだけ、オーバーナイトするだけ、レンチンするだけ。オーバーナイトの仕込み時間だけ抜かせば、どれも5分以内で完成の超時短料理です」

オートミールをなぜ食べる?　真の答えは美味しいから。ということに気づかされるこのレシピ、ぜひお試しを。

●ミックスベリーオートミール

【材料（1人分）】
オートミール（インスタントオーツ）30g
牛乳 80ml
冷凍ミックスベリー 30g
はちみつ 大さじ1
ミント 適量

【作り方】
1.器にオートミールを入れて牛乳を注ぐ。
2.冷凍ミックスベリーを散らしてはちみつをかけ、ミントをのせる。

●キウイと黒ごまきな粉の和風オートミール

【材料（1人分）】
オートミール（インスタントオーツ）30g
無調整豆乳 80ml
キウイ 1/4個（30g）
黒すりごま 小さじ1/4
きな粉 小さじ1/2
はちみつ 大さじ1

【作り方】
1.キウイは1cm厚さのいちょう切りにする。
2.器にオートミールを入れて無調整豆乳を注ぐ。1をのせて、黒すりごま、きな粉、はちみつをかける。

●マンゴーとマーマレードジャムのオーバーナイトオーツ

【材料（1人分）】
オートミール（インスタントオーツ）30g
プレーンヨーグルト 150g
ドライマンゴー 15g
マーマレードジャム 大さじ2
トッピング［ドライマンゴー、マーマレードジャム、セルフィーユ 各適量］

【作り方】
1.ドライマンゴーは食べやすく切る。
2.器にオートミール、プレーンヨーグルト、1、マーマレードジャムを入れて混ぜ、ラップをして冷蔵庫で一晩おく。
3.2にトッピングをのせる。

●抹茶と小豆のオーバーナイトオーツ

【材料（1人分）】
オートミール（インスタントオーツ）30g
牛乳 80ml
抹茶 小さじ1/2
湯 大さじ1/2
はちみつ 小さじ2
ゆであずき 大さじ1
フルーツミックス缶 適量

【作り方】
1.器に抹茶をふるい入れ、湯を入れてよく混ぜる。牛乳を加えて混ぜ、オートミール、はちみつを入れてさらに混ぜる。ラップをして、冷蔵庫で一晩おく。フルーツミックス缶は汁気を切って食べやすく切る。
2.1にゆであずき、フルーツミックス缶をのせる。

●チョコバナナオートミール

【材料（1人分）】
A［オートミール（インスタントオーツ）30g　牛乳 3/4カップ　はちみつ 大さじ1］
バナナ 1/3本（30g）
アーモンド 3粒
ココアパウダー 適量

【作り方】
1.バナナは1cm厚さの輪切りにする。アーモンドは粗く刻む。
2.耐熱ボウルにAを入れてラップをし、電子レンジ（600W）で約2分加熱してさっと混ぜる。
3.器に盛り付けて全体にココアパウダーをふり、1をのせる。

●アップルシナモンチーズオートミール

【材料（1人分）】
A［オートミール（インスタントオーツ）30g　牛乳 3/4カップ　クリームチーズ 30g］
りんご 1/8個（30g）
シナモンパウダー 適量
メープルシロップ 大さじ1

【作り方】
1.耐熱ボウルにAを入れてラップをし、電子レンジ（600W）で約2分加熱してさっと混ぜる。
2.1を器に盛り付け、食べやすく切ったりんごをのせる。シナモンパウダーをふってメープルシロップをかける。