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玄米、発酵食品、水分、食物繊維。腸を意識して、料理家・野口真紀さんが無理なく痩せた!

食べもので腸内環境を整え、体を温め、運動することをバランスよく続けたら、理想体形にサイズダウン。野口流腸活ダイエットを教えてもらいました。
  • 撮影・青木和義 文・田村幸子

グラマラスなのに引き締まったボディラインの野口真紀さんは、「いまから4年ほど前、最後のチャンスだと思ってダイエットを開始。1カ月半で52kgが46kgに減り、体がひと回り小さくなって気持ちもポジティブに。見える景色が変わりましたね」とふり返る。

甘いものを食べるのをやめ、空腹の時間を意識的に持つようにし、その上で、腸を整える玄米や発酵食品、野菜を中心にした食事を心がけた。温活やヨガなども取り入れ、現在は48kgをキープ。

[身長]157cm
[体重]52㎏→48㎏
[ウエスト]90cm→65cm

「玄米にしたら即、便秘が 解消。」

通常の玄米ごはんは、玄米4合に対して4カップの水を加えて圧力鍋で炊く。蒸気口のバルブが振れてからさらに25分炊いて火を止め、15分置いたらできあがり。玄米は無農薬のものを使用。

玄米ごはんを主食にするようになって、腸がよく動くようになった。

ダイエット前は週に2〜3回しか便通がなく、出てもうさぎの糞のようにコロコロした状態。それが玄米を主食にしたら、すぐ快便になった。

小腹が空いたときは、甘いものでなく、小さな酵素玄米おむすびを。

「ほぼ毎日すっきり出るし、便の質も変わりました」(野口さん)。昨年の夏から酵素玄米を食べ始めた。

酵素玄米炊飯器「Labo炊飯器」。小豆と黒 米を加え、高圧で炊いて熟成させる。

「発酵食品は毎日欠かさず取る。」

「ダイエットを始めてから、腸がきれいになる発酵食品に目がいく」と野口さん。ダイエット前は朝食にバタートーストやフレンチトーストを食べていたが、いまは発酵玄米と味噌汁、納豆、めざし。「おいしいから、続けられます」

野口さんのお気に入りの納豆は小粒タイプ。無添加の「こだわりキムチ」と、国産有機大豆・有機米から醸造される「長谷川味噌」を、ずっと愛用している。

「間食で空腹をコントロール。」

バナナは車移動のお供に。果物で食欲を抑えると、暴食せずにすむ。

1日2食が基本の野口さん。「お腹が空いていないのに、習慣だからと3食取り、結果的に食べすぎていたことに気づきました」。

朝しっかり食べたら、昼は軽めにする。小腹が空いたら、お菓子ではなく、健康的な間食を少量食べる。

間食は、ゆで卵、冷やし焼きいも、ミックスナッツが定番。

「朝の1杯の白湯が 腸を元気に。」

朝、起きぬけには、沸騰させて人肌に冷ました白湯を飲む。

ダイエットをして肌がカサついたり、少食すぎて便秘になるのは困りもの。大切なのは、水分を上手に取ること。

大切なのは、水分を上手に取ること。野口さんは朝イチの白湯で腸を目覚めさせて便通を促し、日中はこまめに1日1L以上ミネラルウォーターを飲む。

「日田天領水」は軟水だがミネラル豊富。「あずみ野の水」もお気に入り。

「体重は朝と晩の2回必ず量る。」

体重48kgをキープ。デニムは25インチ、洋服は36、Sサイズ。

「最初はワインもセーブしていましたが、長く続かないので解禁。体重が増えたら、すぐに食事で調整します。普通は寝ている間に500~700g減るのですが、減りづらくなったら代謝が悪くなった証拠。運動の量を増やします」

「代謝をよくする運動はマスト。」

ランニングは時間のあるとき近所の公園のグラウンドを1周する。

食べる量を減らしても思ったようには痩せないし、やつれてしまいがち。「ランニングは肩こり対策に長年続けています。

毎週月曜は筋トレ、土曜はヨガ。岩盤浴やサウナも代謝を上げるのには有効です。週1回はどちらかに行きます」

毎週土曜日はヨガのレッスン。「ルルレモン」のウェアがお気に入り。
野口真紀

野口真紀 さん (のぐち・まき)

料理家

6年前、長男の小学校の入学式のころは、お腹周りがぽっこり。ファッションマニアなのに、好きな洋服が似合わず、うつうつとした気分になっていた。体のラインが出ないワンピースばかり着ていたが、「とにかくトップスをインして着たい」と一念発起した。

『クロワッサン』1085号より

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