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トッピングするだけで腸活に。4種の薬膳作り置き瓶詰めレシピ。

中医学の知恵を使い、体調に合わせた食材を組み合わせて料理する薬膳。
薬膳にもとづき腸が喜ぶ食材を使った、腸活のための作り置きレシピを料理研究家のちづかみゆきさんに教わります。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・鈴木奈代

トッピングするだけで腸活に。常備しておきたい瓶詰レシピ。

ゴロゴロ生姜なめたけ

食物繊維が豊富なきのこは腸の働きを高める「通便」食。えのきは必ず入れて。ご飯、大根おろし、魚の塩焼きにも合う。

【材料(作りやすい分量)】
えのきだけ 80g
しいたけ 3枚
しめじ 40g
まいたけ 40g
生姜 8g
A[かつおだし 150ml 醤油 大さじ1と1/2 みりん 大さじ1と1/2]

【作り方】 
1.えのきは根元を落として2cm長さに切り、固まっている部分はほぐす。しいたけは5mm幅にスライスし、しめじとまいたけはしいたけと同じくらいの大きさにほぐす。生姜は千切りに。
2.フライパンにAと生姜を入れて火にかけ、煮立ったらきのこを加え、時々混ぜながら中火で煮る。再び煮立ったら5~6分煮、とろみがついて煮詰まってきたら火から下ろす。冷めると水分が落ち着くので少しゆるいくらいで火を止める。冷蔵庫で5日間保存可。

くるみごぼう味噌

腸の働きを高めるごぼうとくるみに発酵食品の味噌を加えた。ご飯や温野菜にのせて、田楽味噌としても使える。

【材料(作りやすい分量)】
ごぼう 60g
素焼きくるみ 60g
太白ごま油 小さじ1
A[味噌 100g きび砂糖 大さじ3(味噌の塩分次第で加減する) みりん 50ml(味噌の塩分次第で加減する)]
粉山椒 適量

【作り方】
1.ごぼうは縦十字に切ってから薄切りし、さっと水にさらす。くるみは粗く刻む。
2.鍋に太白ごま油を熱し、ごぼうを炒めて取り出す。
3.2の鍋にAを入れて弱火にかけ、木べらなどで照りが出てくるまで練る。ぽってりととろみがついたらごぼうとくるみを加え混ぜ、粉山椒をふって火から下ろす。冷えるとしまるので少しゆるいくらいで。冷蔵庫で2週間程度保存可。

わかめの酢醤油漬け

納豆や湯豆腐にのせたり、アボカドや水菜とサラダ仕立てにしても。ごま油を足せば「通便」効果アップ。

【材料(作りやすい分量)】
塩蔵生わかめ 50g
A[米酢 大さじ2 醤油 大さじ3]

【作り方】
わかめは塩抜きし、茎の硬い部分は除いて食べやすい大きさに切る。しっかりと水けを絞ってAに漬ける。冷蔵庫で5日間保存可。

ナッツ とドライいちじくのはちみつ漬け

ナッツ類、いちじく、はちみつが腸活食材。同じ腸活食材のヨーグルトと朝食に、チーズとならおつまみに。

【材料(作りやすい分量)】
アーモンド、くるみ、ピーナツ(素焼き)各適量
ドライ白いちじく(硬めのもの)ナッツ類の半量程度
はちみつ 適量
シナモンパウダー 少々

【作り方】
ナッツと半分に切ったドライいちじくを瓶いっぱいに詰め、材料がすべて漬かるようはちみつを注ぐ。蓋を閉めて3日から1週間以上冷暗所で漬ける(冷蔵庫ははちみつが固まるので避ける)。食べる時にシナモンパウダーをふる。常温で2週間程度保存可。

ちづかみゆき

ちづかみゆき さん

料理研究家、国際中医薬膳師

現・日本中医学院で薬膳を学び、薬膳料理教室「meixue(メイシェ)」を主宰。雑誌、企業へのレシピ提供やイベント講師などを務める。著書に『暮らしの図鑑 薬膳』(翔泳社)など。

『クロワッサン』1085号より

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