「フラフラして、ひっくりかえりそうなんです。」(岸本さん)
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「フラフラして、ひっくりかえりそうなんです。」(岸本さん)
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「あれ?やわらかくなってる!」(岸本さん)
A.骨盤の後傾は、お尻の筋肉が硬くなっていることが原因。
「骨盤が後ろに傾いていると、ひっくりかえりそうになるので、脚がうまく開けません。」(坂詰さん)
B.お尻の筋肉がやわらかくなると、骨盤は自ずと立つ。
「柔軟性がアップして骨盤が立つと、姿勢が安定して脚が開きます。」(坂詰さん)
カラダが硬いことがもう50年来のコンプレックス、というエッセイストの岸本葉子さん。
「子どもの頃からカラダが硬く、床に座って前屈するときは後ろから背中をぐいぐい押されていました。それが痛くて、ますますストレッチがイヤになってしまって」
ジムでヨガのクラスに参加しても、あぐらのポースがとれず、最初の写真のような膝が立った「Vの字」姿勢に。その原因は、「骨盤が後ろに傾いているから」と、パーソナルトレーナーの坂詰真二さん。
「骨盤を立てて座る習慣がないと、〝骨盤が後ろに傾いた姿勢が標準姿勢〟だとカラダにインプットされてしまいます。さらにこの姿勢は、お尻と太もも裏の筋肉を硬くするので、骨盤はますます後ろに傾きます」
といっても、諦める必要はありません。短時間のストレッチで、ご覧のような完璧なあぐら姿勢に!
ストレッチでカラダをやわらかくすることで得られるメリットは、こうした姿勢の改善ばかりではありません。心地よい刺激によるリラックス効果、日常の動作がアクティブになることによるダイエット効果、股関節や膝の動きがスムーズになることでロコモティブシンドロームの予防なども期待できます。
「あぐらの姿勢を保つ辛さが全然違います! とても楽になりました」
50年来の劣等感も解消! いくつになっても、カラダはやわらかくなるんです。
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。