豊臣秀吉役の池松壮亮さん「泣きそうになりました」。NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の特別展が東京・江戸東京博物館で開催
文・クロワッサン編集部
――展覧会を観て印象に残ったものは?
池松壮亮さん「まず屏風ですね。『賤ヶ岳』(賤ヶ岳合戦図屏風)がものすごいスケールで。非常に貴重なものと聞きました。そこには当然秀吉の姿もありましたし、他の登場人物もたくさん描かれていて見事でした。『聚楽第』(御所参内・聚楽第行幸図屏風)も素晴らしかったです。いちばん心に残ったのは、秀長が所持していたとされる茶入れ。秀長が持っていたものはあまり残っていないそうで、これだけは彼の所持品だとわかっている。本当に小さな陶器なんですけれども、見たときにちょっと泣きそうになりました」
――今回、秀吉が<小牧長久手(こまきながくて)の戦い>の際に秀長に送った書状(羽柴秀吉書状 美濃守宛)の展示もあります。前線の指揮を取る秀長に対して細かな指示が書いてある書状ですが、秀吉とはどのような人だったと思いますか。
「拝見しましたが、ちょっと冗談を交えた手紙でした。ユーモアがあった人なのかなと思いますし、電話やメール、LINEなども無い時代に細やかな情報戦を行っていたのだと思います。非常に知略や知力、エネルギーに溢れた人物という印象ですね」
──秀吉は農民の生まれで、信長の家来になって天下統一まで駆け上がっていきます。その隣には常に秀長がいたわけですが、兄弟の関係性はどのようなものだったと思いますか?
「たくさん想像しながら 1年半撮影してきました。この時代というのは兄弟でも滅ぼし合うような時代ですから、兄弟でずっと共に歩んだというのは本当に稀なケースですよね。秀吉というのは非常に難しい部分もある人物だと思いますが、彼に対して秀長がどれだけ誠意や人柄をもって接していたのか、兄弟としてどれぐらい深く繋がっていたか……そういうことをいろいろ想像しました。それが現代へのメッセージになれば、と思っています」
──秀長役の仲野太賀さんが、この展覧会では音声ガイドを務めています。聴かれましたか?
「聴きました。1年半毎日聞いている声なので、非常に馴染み深くて……。ガイドは本当に聴きやすく、『さすが我が弟だな』と思いましたね」
〈開催概要〉
NHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」
会場:江戸東京博物館(東京都墨田区横網1-4-1)の1階特別展示室
会期:開催中〜2026年11月8日(日)
※前期:~10月12日(月・祝)、後期:~11月8日(日)
※会期中、一部の作品は上記以外も展示替を行います。
開館時間:9時30分から17時30分まで(土曜は19時30分まで、11月6日は20時まで。入館は閉館の30分前まで)。
休館日:毎週月曜(9月21日、10月12日、11月2日は開館)および9月24日(木)、10月13日(火)、11月4日(水)。
公式サイト:https://toyotomi2026.jp
広告