内装・設備などのメンテナンスから間取りの変更をともなう大がかりなリフォームまで、リフォームではなにかと戸惑うことも多い。
「50代はリフォーム適齢期。例えば子どもが独立して2人だけの生活になったり、結婚後に建てた家の老朽化が目立つようになるのもこの年代。ところがいざリフォームとなったとき、住まいがどんな状態なのか、どこがメンテナンスが必要なのか、きちんと把握することは難しい。そこで必要になるのがホームインスペクションです」
と話すのは、一級建築士でホームインスペクターの山見陽一さん。
「聞き慣れない言葉だと思いますが、ホームインスペクションとは住宅診断のこと。診断を行うのがホームインスペクターです。あくまで中立の立場から住宅をチェックする専門家です。リフォームの際にホームインスペクションを行うと安全性や快適性など、より良い方向性が見えてきます」
山見さんにリフォーム適齢期によくある悩みに答えてもらった。