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カリフォルニア・セントラルコーストの旅②

  • 文・斎藤理子

ゆったりとした時間が流れるモロベイは、
奇岩がランドマークの海辺の街。

ハースト・キャッスルからセントラルコースト沿いに国道1号線を南下していくと、海辺にお椀を伏せたような巨岩が見えてきます。
これが、モロベイ(Morro Bay)の象徴、モロロック(Morro Rock)です。

モロベイの人口は1万人ほど。古き良きカリフォルニアが残る小さな漁村で、サンルイスオビスポ郡のちょうど中央あたりに位置しています。小さな街ですが、お洒落なインテリアショップや雑貨店などが並ぶ街並は洗練された雰囲気。海岸や街を散歩するだけでも、ゆったりとした気分になれる場所です。そして何よりも、フレンドリーで優しい住人たちが、訪れる人々を温かい気持ちにしてくれます。

火山が隆起してできたモロロックは高さ175m。登ることはできませんが、車でも遊歩道を歩いてでも近くまでいくことができます。朝日に照らされた姿から、太平洋に沈む夕日に映える姿まで、1日中さまざまな表情をみせてくれ、海岸のベンチに座って眺めていると、時間を忘れてしまいます。

目の前の海で獲れる新鮮そのものの
シーフード料理を堪能。

モロベイでは漁業が盛んですが、その中でも牡蠣や鮑が名物。養殖も盛んで、海岸沿いには新鮮なシーフードをウリにしたレストランが並びます。これを目当てにモロベイを訪れる観光客も多く、サンフランシスコやロサンゼルスの人たちが週末を過ごす街としても人気です。

レストランだけでなく、シーフードケバブや海老のグリルなどを販売する屋台などもあり目移りしてしまいますが、おススメは「ダッチマンズ・シーフードハウス(Dutchman’s Seafood House)」というシーフード・レストラン。入江を挟んでモロロックが真正面に見える絶好のロケーションにあります。

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