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カリフォルニア・セントラルコーストの旅②

  • 文・斎藤理子

カリフォルニア中央部、
サンルイスオビスポ郡を旅する。

突き抜けるように青く澄んだ空、陽光にあふれた温暖な気候。豊かな食や先進的な街の雰囲気。カリフォルニアは、どんな時代にも人々を惹き付ける魅力に満ちています。ロサンゼルスやサンフランシスコといった大都会も素敵だけれど、そこを離れて海岸沿いをたどれば、個性にあふれた街が次々に出迎えてくれます。前回ご紹介した、ワイン・カントリーとして注目のパソロブレスを起点に、セントラルコーストのサンルイスオビスポ郡(San Luis Obispo Region)にある、ふたつの見所を訪ねました。

パソロブレスから北西に。
セントラルコーストにある不思議な城。

まずは、パソロブレス北西のサン・シメオン(San Simeon)にある「ハースト・キャッスル(Hearst Castle)」へ。20世紀初頭に新聞・出版王として名を馳せた大富豪、ウィリアム・ランドルフ・ハーストが、個人別荘のひとつとして贅の限りを尽くして作り上げた大邸宅です。

設計・建築を手がけたのは、カリフォルニア初の女性建築家、ジュリア・モーガン。1919年から1947年まで、完成までになんと30年近くの月日をかけて建てられました。海を見下ろす丘の上に広がる広大な土地にそびえ立つのは、スペイン・ロンダ大聖堂の建築様式を模したファサードが豪壮なメインビルディング“カーサ・グランデ”。それに連なる地中海風の建築物が、カリフォルニアの陽光に映えます。

テラスからは、カリフォルニアの太陽に照らされてキラキラと光るセントラルコーストの海が一望できます。どこまでも果てしなく広がる美しい海を独り占めできる極上の眺めも贅沢そのもの。

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