子どもの習い事の先生へ。長く続けた習い事を中断する時の手紙の雛形。
【ここがポイント】また戻るかやめるか、明確にするのが親切。
習い事をやめるのは言い出しにくいものだけれど、先生側としては他の生徒との調整もあるわけで、はっきり伝えるほうが礼儀にかなっていると言える。これまでの指導への感謝の気持ちを、できれば具体的に伝えたいもの。もちろん戻るつもりのある場合も、明確にその旨を書くこと。
「中断ではなく、これでやめたい」場合、赤枠内「いちど、バレエのレッスンを〜」という箇所は?
これをよい節目として、バレエ教室を卒業したいと決意したようでございます。
「やめるのでお礼の気持ちを伝えたい」場合、赤枠内「入試が終わりましたら〜」という箇所は?
・これからも花子をお見守りいただけましたらうれしく存じます。
・指導していただいた〇〇年間を今後の人生に生かしたいと存じます。
◎文書のテンプレート
〇〇〇〇先生
いつも大変お世話になっております。
花子ですが、 年後に大学受験を控えた身となり いちど、バレエのレッスンを、 お休みさせていただきたいと思っております。
花子が3歳の時から先生のところでお世話になりとても感謝しております。
特に、12歳の時の発表会で「くるみ割り人形」の クララを踊らせていただきましたことは
本人にとって大変よい思い出になっているようでございます。 本当にありがとうございました。
入試が終わりましたら、改めましてご報告させていただきますので またご指導くださいますようよろしくお願い申し上げます。
六月九日 黒和 賛子
※レイアウトは上画像を参考に調整が必要
亀井ゆかり(かめい・ゆかり)●手紙コンサルタント。大手企業の役員秘書を経て手紙代筆業に従事。代筆した手紙は30万通以上。著書に『文豪に学ぶ超一流の手紙術』(サンマーク出版)など。
『クロワッサン』975号より
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