クロワッサン編集部に異動になってから、油や醤油を伝統的製法で作られたものに切り替えたり、肉の焼き方を覚えたり、お弁当のための便利で健康的な常備菜を教えてもらったり。取材は読者のための前に自分にとってもためになることばかり。
発酵食を扱う特集は過去に何度かありましたが、初めて直接担当した今号で「発酵食が自然と増える知恵、甘酒ベースの調味料に置き換える。」のページを取材しました。
甘酒は飲むだけではなくて、料理に積極的に使うといいと教えてくれたのは、『料理用あま酒、はじめました。』の著書もある管理栄養士で料理研究家の舘野真知子さん。砂糖のかわりに煮物に加えたり、小麦粉のかわりにとろみづけに使ったり、たんぱく質をやわらかくする効果を狙って肉料理の調味料にしたり。甘酒はアミノ酸などの栄養素を含むうえ、やさしい甘みで、昆布だしのようなうまみもあるので、健康になるだけでなく、仕上がりがおいしくなるというのです。今回の企画では、とくにドレッシングや焼肉のたれなどを甘酒ベースで作る方法を聞いてきました。