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顔だけ汗をかく、めまいが多い──薬膳の知恵で夏の「ほてり」を整える

暑さによるほてりは、東洋医学の考え方で改善できます。薬膳、発酵料理研究家・山田奈美さんに、食材の効能を活かす薬膳レシピを聞きました。

撮影・高杉 純 スタイリング・久保田朋子 文・松本あかね

ほてり

顔だけ汗をかく、めまいが多い──薬膳の知恵で夏の「ほてり」を整える

□顔だけ汗をかく
□目が充血している
□めまいが多い

熱がこもりやすく、うまく汗をかけない人に多いほてり。熱と血が上半身に上り、顔の赤みや目の充血、めまいなどの症状に。ゴーヤやきゅうり、なすは余分な熱を取る作用に優れる。潤い不足でも熱がこもりやすいため、体質的に乾燥傾向の人、更年期の人は豆腐や豚肉、冬瓜やズッキーニといったウリ類など体に潤いをもたらす食材と組み合わせるとよい。

きゅうりの豚ひき肉あん

顔だけ汗をかく、めまいが多い──薬膳の知恵で夏の「ほてり」を整える

写真右上:体の熱を冷ます作用のあるきゅうりは、生のまま食べすぎると胃腸を冷やすので、加熱するのもおすすめ。体を内側から潤してほてりを鎮める豚肉と炒めて。

【材料(2人分)】
豚ひき肉…100g
きゅうり…1本
にんにく…1かけ
しょうが…1/2かけ
米油…大さじ1/2
塩…ひとつまみ
A[だし汁…50ml、醤油、酒…各大さじ1、片栗粉…大さじ1/2

【作り方】
1. きゅうりは5cm長さの棒状に切り、麺棒などで軽く叩く。にんにくはみじん切り、しょうがはせん切りにする。
2. フライパンを中火にかけて米油ときゅうりを入れ、焼き目がつくよう動かさずに炒める。
3. 焼き色がついたらにんにくとひき肉を加え、塩をふって炒める。肉の色が変わったらAを加え、とろみがついたら器に盛り、しょうがのせん切りを散らす。

鶏肉とゴーヤのコチュジャン炒め

写真左下:「一物全体」は薬膳の考え方の一つ。食材を丸ごといただくことによって効果も高まる。ゴーヤは種やわたごと切って使うと、ほんのり甘くておいしい。

【材料(2人分)】
鶏もも肉…1枚(約150g)
ゴーヤ…1本
にんにく…1かけ
酒…大さじ1
塩…少々
片栗粉…適量
ごま油…大さじ1
A[コチュジャン…大さじ1、しょうゆ、みりん…各小さじ2、塩…少々

【作り方】
1. ゴーヤは縦に切り、種やわたごと7mm幅に切る。鶏肉は1cm角に切り、酒と塩をふって片栗粉を薄くまぶす。にんにくはみじん切りにする。
2. フライパンを中火にかけてごま油を熱し、鶏肉の皮目を下にして並べて焼く。焼き色がついたら裏返し、ゴーヤとにんにくを加えて炒める。
3. ゴーヤの種がカリッと焼けたら、Aを加えて炒め合わせる。

  • 山田奈美

    山田奈美 さん (やまだ・なみ)

    薬膳・発酵料理家

    東洋医学、薬膳理論、食養生を学ぶ。神奈川・葉山の自宅「古家1681」にて和食薬膳教室や発酵教室などを開催。『12か月の薬膳食材帖』(主婦と生活社)など著書多数。

『クロワッサン』1170号より

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