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こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。

手作りパンのハードルを軽々と越える画期的なレシピをご紹介。
材料、道具、手間は最小限なのに、本格的な味わいです。

撮影・青木和義 スタイリング・岩﨑牧子 文・小笠原章子

こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。
こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。
こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。
こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。

思い立ったらすぐに作れて、初心者でも失敗知らずのパンを教えてくれたのは、パン研究家の斎藤ゆかりさん。

耐熱容器と電子レンジで作るボックスパンも、こねずに混ぜるだけで拍子抜けするほどの手軽さ。これなら、毎日手作りパンで朝食、も夢じゃない!

こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。

基本のボックスパン(右)

むぎゅっとした食感が電子レンジで!
シンプルな生地だからアレンジも自在。

【材料(縦8×横15.6×高さ8.3cm〈510ml〉の耐熱容器1個分)】

※強力粉は「日清 カメリヤ 強力小麦粉」を使用。銘柄によって生地のふくらみ方が多少異なる。耐熱容器はプラスチック製を使うとパンが取り出しやすい。
※強力粉は「日清 カメリヤ 強力小麦粉」を使用。銘柄によって生地のふくらみ方が多少異なる。耐熱容器はプラスチック製を使うとパンが取り出しやすい。

【作り方】 
1.塩、ドライイースト、ぬるま湯を耐熱容器に入れ、塩とドライイーストが溶けるまでフォークでよく混ぜる。
2.強力粉を加え、粉っぽさがなくなり粘りが出るまでティースプーンで1分以上、ぐるぐると手早く混ぜる。乾燥しないように蓋をし、60~90分を目安に室温におき、生地の高さが2倍以上になるまで発酵させる。
3.蓋を取って電子レンジ(600W)で2分30秒~3分加熱し、容器から取り出す。

1.塩とイーストが溶け残らないように、四隅や底までしっかり混ぜる。
1.塩とイーストが溶け残らないように、四隅や底までしっかり混ぜる。
2.容器を横から見て、生地の高さが2倍以上になったら発酵完了。
2.容器を横から見て、生地の高さが2倍以上になったら発酵完了。
3.水蒸気で生地がふやけるので、加熱後は早めに容器から取り出す。
3.水蒸気で生地がふやけるので、加熱後は早めに容器から取り出す。
1.塩とイーストが溶け残らないように、四隅や底までしっかり混ぜる。
2.容器を横から見て、生地の高さが2倍以上になったら発酵完了。
3.水蒸気で生地がふやけるので、加熱後は早めに容器から取り出す。

モカマーブルボックスパン(中)

【材料(縦8×横15.6×高さ8.3cm〈510ml〉の耐熱容器1個分)】
強力粉 100g
ぬるま湯(約35度)90ml
塩 2g
ドライイースト 1g
チョコチップ 25g
インスタントコーヒー 1g
湯 小さじ1

【作り方】
1.
塩、ドライイースト、ぬるま湯を耐熱容器に入れ、塩とドライイーストが溶けるまでフォークでよく混ぜる。
2.強力粉を加え、粉っぽさがなくなり粘りが出るまでティースプーンで1分以上、ぐるぐると手早く混ぜる。チョコチップ、湯で溶かしたインスタントコーヒーを加え、ざっくりと混ぜてマーブル状にする。
3.乾燥しないように蓋をし、60~90分を目安に室温におき、生地の高さが2倍以上になるまで発酵させる。
4.蓋を取って電子レンジ(600W)で2分30秒~3分加熱し、容器から取り出す。

チーズとベーコンのボックスパン(左)

【材料(縦8×横15.6×高さ8.3cm〈510ml〉の耐熱容器1個分)】
強力粉 100g
ぬるま湯(約35度)90ml
塩2g
ドライイースト  1g
パルメザンチーズ 大さじ1
ベーコン 2枚
ピザ用チーズ15g
黒こしょう  少々

【作り方】
1.塩、ドライイースト、ぬるま湯を耐熱容器に入れ、塩とドライイーストが溶けるまでフォークでよく混ぜる。
2.強力粉、パルメザンチーズを加え、粉っぽさがなくなり粘りが出るまでティースプーンで1分以上、ぐるぐると手早く混ぜる。5mm幅に切ったベーコンとピザ用チーズを加え、全体にざっくりと混ぜる。
3.乾燥しないように蓋をし、60~90分を目安に室温におき、生地の高さが2倍以上になるまで発酵させる。
4.蓋を取って黒こしょうをふり、電子レンジ(600W)で2分30秒~3分加熱し、容器から取り出す。

肉まん風ボックスパン

こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。
しゅうまいをパン生地の中に埋めるように、指で優しく押し込む。
しゅうまいをパン生地の中に埋めるように、指で優しく押し込む。
円を描くように生地の表面を指でならし、しゅうまいを覆う。
円を描くように生地の表面を指でならし、しゅうまいを覆う。
こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。
しゅうまいをパン生地の中に埋めるように、指で優しく押し込む。
円を描くように生地の表面を指でならし、しゅうまいを覆う。

しゅうまいを丸ごと入れたアイデアパン。
ほかほか、ジューシーなでき立てが美味。

【材料(縦8×横8×高さ5.3cm〈130ml〉の耐熱容器4個分) 】
強力粉 100g
ぬるま湯(約35度)90ml
塩 2g
ドライイースト 1g
しゅうまい(市販)4個

【作り方】
1.塩、ドライイースト、ぬるま湯をボウルに入れ、塩とドライイーストが溶けるまでフォークでよく混ぜる。
2.強力粉を加え、粉っぽさがなくなり粘りが出るまで菜箸で1分以上、ぐるぐると手早く混ぜる。生地を4等分してそれぞれ耐熱容器に入れる。
3.乾燥しないように蓋をし、60~90分を目安に室温におき、生地の高さが2倍以上になるまで発酵させる。
4.容器1個につき、しゅうまい1個を指で押し込み、しゅうまいが隠れるように表面の生地を指でならす。
5.蓋をせずに1個ずつ電子レンジ(600W)で1分~1分30秒加熱し、容器から取り出す。

フォンダンショコラパン

こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。
中に入れるチョコは、冷蔵庫で冷やすと丸めやすくなる。
中に入れるチョコは、冷蔵庫で冷やすと丸めやすくなる。
レンジ加熱中にチョコが出てこないよう、生地にしっかり押し込む。
レンジ加熱中にチョコが出てこないよう、生地にしっかり押し込む。
こねずに混ぜるだけ、レンジで作る基本のボックスパンとアレンジレシピ。
中に入れるチョコは、冷蔵庫で冷やすと丸めやすくなる。
レンジ加熱中にチョコが出てこないよう、生地にしっかり押し込む。

卵黄入りのふんわりリッチなココア生地。
中のチョコがとろりと溶け出す濃厚な一品。

【材料(縦8×横8×高さ5.3cm〈130ml〉の耐熱容器4個分) 】
強力粉 100g
生クリーム 20g
板チョコレート 50g
塩 2g
ドライイースト 1g
砂糖 20g
卵黄 1個分
水(卵黄と合わせて)105g
ココア 10g
マーガリン(または有塩バター)10g
※バターを使う場合は、均一に混ざりやすいようペースト状にしておく。

【作り方】
1.生クリームを耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で20秒加熱する。適当な大きさに割ったチョコレートを加え、溶けるまで混ぜて冷蔵庫で冷やす。
2.塩、ドライイースト、砂糖、卵黄、水をボウルに入れ、溶けるまで泡立て器でよく混ぜる。
3.強力粉、ココア、マーガリンを加え、粉っぽさがなくなり粘りが出るまで菜箸で1分以上、ぐるぐると手早く混ぜる。生地を4等分してそれぞれ耐熱容器に入れる。
4.乾燥しないように蓋をし、60~90分を目安に室温におき、生地の高さが2倍以上になるまで発酵させる。
5.1を4等分して丸める(ベタベタするので、あれば調理用手袋を使うとよい)。4に1個ずつ指で押し込み、チョコレートが隠れるように表面の生地を指でならす。
6.蓋をせずに1個ずつ電子レンジ(600W)で40秒~1分加熱し、容器から取り出す。

  • 斎藤ゆかり

    斎藤ゆかり さん (さいとう・ゆかり)

    パン研究家

    製粉会社の研究職勤務を経て独立。パン講師向け講座「こなこな・マジック(R)」主宰。著書
    に『世界一ズボラなBOXパン!』(ワニブックス)。

『クロワッサン』1087号より

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