くらし

八戸の名居酒屋「南部もぐり」で海山の幸に舌鼓。

本誌1097号「大人のための、お酒とおつまみ。」でレシピのヒントを求めて八戸を訪れたツレヅレハナコさん。その番外編として郷土の味に触れられるひとり酒スポットを教えていただきました。
  • 撮影:福田喜一 文・松岡真子

「昼イカ、ホタテ、ホヤ、タコの白子といった北の海の幸の刺身が絶品です。八戸港や近隣の港でその日の朝に水揚げされたものなので、その鮮度はお墨付き」と、ツレヅレハナコさんが太鼓判を押すのは刺身盛り合わせ(¥2,000、2人前)です。飲食店がひしめく六日町で四半世紀営む「南部もぐり」。先代の出身地である岩手県に伝わる潜水技術からその名を拝借しています。現代のオーナー・小澤正彦さんが店を引き継いだのは10年ほど前でした。海と山に恵まれた八戸の利を活かし、ここでしか味わえない旬を提供しています。

濃厚な味わいが特徴の平カニ¥660とほろ苦さがクセになる八戸の伝統野菜・ヌカツカ胡瓜¥550。
八戸は山菜も豊富です。右・ネマガリダケ焼き¥550。左・フキの実、アカシアの花、コシアブラ、アスパラの天ぷら盛り合わせ¥1,000。
地元の銘酒「陸奥八仙」はほとんどの銘柄がいただけます。
食材の魅力を存分に引き出すオーナー・小澤正彦さん。人懐っこい笑顔で素材の持ち味を丁寧に説明してくれます。カウンターに腰掛けて耳と口でおいしい八戸を楽しんでみてはいかがでしょうか。
その日に獲れた魚と野菜が並ぶため、メニューは基本的に日替わりです。
全国の銘酒のラベルを貼り付けた扉。アジのある光景から歴史の長さがうかがえます。

「南部もぐり」
住所:青森県八戸市六日町8 やま正ビル
電話:0178-72-3632
営業時間:18時〜23時
定休日:日

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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