常日頃から水を充分に貯え、確保する。これがまさに生命線になる。
「飲料水は常備できても生活用水の用意が必要です。心配なら水に代わる機能を他の方法で考えましょう。トイレが流せない時は非常用トイレ、入浴できない時は赤ちゃんのおしり拭き、発想を切り替えるんです」
水に次いで命を守るものは火。湯が沸かせて料理も作れるガスカセットコンロは大きな助けになる。
「火の準備は非常に重要です。温かい飲み物、食事。これさえあれば身も心もホッと落ち着きますからね」
大地震はいつでもどこでも生じる、待ったなしの災害。近年増加している局地的豪雨や台風による水害の被害も甚大になってきている。
「ライフラインが止まった時、冷静に対処するためには家での備えが大切です。最低3日間、できれば1週間は生活できるようにしてください」