災害時に止まってしまうと、一番不安になるライフラインが電気。
「暗闇の中では何がどこにあるのかわからなくなって気が動転します。明かりをふだんから備えておくこと。そうすれば慌てずに対処できるようになります。私は各部屋にランタン、ベッドの枕元にはライトなどを入れた枕元ポーチを置いています」
と話すのは備え・防災アドバイザーの高荷智也さん。
「今の時代、災害時に家族の安否確認や情報入手などで一番頼りになるのがスマホです。停電になっても不便なく使えるように、モバイルバッテリー、乾電池式充電器などを複数備えておくことも大切ですね」
急増している自然災害。ライフラインはいつ寸断されるかわからない。
「浸水、土砂災害の危険がある区域に住んでいる人は避難せざるを得ない場合がありますが、多くは在宅避難になります。家での備えが不安をやわらげ、命を守ることになります」