くらし

【停電編】防災アドバイザーに教わる最新、防災アイテムリスト。

大規模災害が発生すれば、電気やガス、水道といったライフラインが寸断され、復旧まで時間がかかることに。慌てないよう自宅の備えを充実させておこう。防災アドバイザーの高荷智也さんがアドバイス。
  • 撮影・津留崎徹花、黒川ひろみ、中村ナリコ イラストレーション・中島陽子 スタイリング・白男川清美 文・一澤ひらり

災害時に止まってしまうと、一番不安になるライフラインが電気。

「暗闇の中では何がどこにあるのかわからなくなって気が動転します。明かりをふだんから備えておくこと。そうすれば慌てずに対処できるようになります。私は各部屋にランタン、ベッドの枕元にはライトなどを入れた枕元ポーチを置いています」

と話すのは備え・防災アドバイザーの高荷智也さん。

「今の時代、災害時に家族の安否確認や情報入手などで一番頼りになるのがスマホです。停電になっても不便なく使えるように、モバイルバッテリー、乾電池式充電器などを複数備えておくことも大切ですね」

急増している自然災害。ライフラインはいつ寸断されるかわからない。

「浸水、土砂災害の危険がある区域に住んでいる人は避難せざるを得ない場合がありますが、多くは在宅避難になります。家での備えが不安をやわらげ、命を守ることになります」

停電時、ヘッドライトがあれば行動がとりやすい。

ライフラインが止まったら【停電】

パニックを引き起こす暗闇の恐怖。
安全確保にもまず明かりをつける。

〈 明かり 〉

LEDライト

暗闇では身動きできず、地震で割れた食器やガラス片などを踏みかねない。「でも明かりさえあれば危険を回避できます。何より不安が増大しているときに、安心の光となってくれる心強い相棒です。私は100円ショップのライトを様々な場所に置いています」(高荷さん)

LEDヘッドライト

ジェントスCP-195DB 2,178円(ジェントス TEL.0120・73・1668)

災害時のヘッドライトは両手が空くので必須アイテム。「地震で散乱したものや倒れた家具を片づける作業でも手元を照らしてくれます。このヘッドライトは小型・軽量・頑丈と三拍子そろっていて、単3電池1本で7.5時間使えて優秀です」。

LEDランタン

高荷さんは100円ショップのダイソーで売っている300円のランタンを使用。「伸縮できるようになっていて、使うときに引き上げると光ります。300円とは思えない性能だし、ランタンは部屋を明るくします。リーズナブルなので我が家では各部屋に置いています」

ソーラーランタン

右・ソネングラス1000ml Classic 4,620円、左・ソネングラス250ml Mini 4,080円(ソネングラスジャパン TEL.03・4405・4318)

おしゃれなインテリアとしても使えるランタン。「これは蓋の上面がソーラーパネルになっていて、日光を当てることで充電され、柔らかい光が灯ります。ハンドメイドで、瓶の中を自由にアレンジできるのも魅力です」。

停電すると自動点灯するライト

ライト付きコンセントタップ 2,178円、ライト付きUSBアダプタ 2,178円(トップランド TEL.03・5501・1695)

3個口のコンセントタップ(右)、USBアダプタ(左)としてコンセントに挿しておけば、停電すると自動点灯する。コンセントから外して懐中電灯にも。

いつでもランプ  tsuita

いつでもランプtsuita 50W相当タイプ1球 3,135円(日本防災スキーム https://tsuita.jp)

見た目は電球と変わらないが、内部にバッテリーを搭載。照明器具に電球として取り付けるだけで、50W相当タイプなら停電後約6時間明かりが持続する。手持ちで点灯も。

〈 スマホ充電器 〉

モバイルバッテリー

Anker Power Core 10000 3,490円(アンカー・ジャパン カスタマーサポート TEL.03・4455・7823)

災害時のスマホは命綱。バッテリーは最重要アイテムだ。10000~20000mAhの大容量を選ぼう。高荷さんが愛用しているのは世界最小&最軽量クラスのこの製品。

乾電池式充電器

USB充電のモバイルバッテリーが使えなくなったときに頼りになるのは乾電池式。「たくさん種類も出ていますが、きちんと充電できるか一度は使ってみてください。防災用として購入しておけば役に立ちます。くれぐれも乾電池の予備を忘れないようにしてください」

停電時にUSB充電器が切れてしまっても、乾電池式充電器があれば大丈夫。

ポータブル電源

Jackeryポータブル電源708 8万4500円(Jackery https://www.jackery.jp/)

停電時に電源確保できていれば安心。「これは災害時に2~3日使用できる大容量ポータブル電源で、スマホなら約40回、ノートパソコン約9回のフル充電が可能です」。

ソーラー充電器

太陽光を利用して発電するソーラーパネル搭載のバッテリーがあれば心強い。「電池やUSBポートで充電できるタイプもあります。今は以前に比べ高性能なものが増えていますから備えておきたいですね」

〈 情報収集 〉

手回し充電ラジオ

H.C.マルチラジオ5,390円(モンベル TEL.06・6536・5740)

ラジオは災害時に正確な情報を入手できる。「電池が切れても手回し充電で聴くことができます。LEDライトやアラーム機能も備えているのでたのもしい限り」。

[乾電池には寿命がある。 ムダのない保管方法とは。]

LEDライト・携帯ラジオ・乾電池式スマホ充電器は防災の三種の神器。乾電池は不可欠の電源だ。

「乾電池を使う機器は単3で統一すると便利です。4本パック5セットをケースに入れて保管し、毎年1回アルカリ電池(寿命5年)4本パックを1つ入れ替えていけば、5年で一巡するのでムダが出ません。入れ替えた電池は機器の動作チェックに使ったり、乾電池式充電器に入れて使い切りましょう」

(左)高荷さんの電池ケース。年1回、4本パックを入れ替え。(右)単3を単1、単2にできる電池チェンジャー。

[突然の停電にも慌てない。 枕元ポーチを用意しよう。]

高荷さんは停電してもすぐに取り出せるように、ベッド枕元の引き出しにポーチを用意している。

「必須アイテムはLEDヘッドライト、耐切創手袋もしくは軍手、靴と踏み抜き防止インソールもしくはスリッパ、笛などです」

高荷さんが備える枕元ポーチの中身。
100均で揃えた外出用ポーチ。

枕元ポーチは激震にも耐えられるよう固定するか収納すること。
「外で災害に遭った場合のことも考えて、私は外出用の防災ポーチもバッグに入れています」

高荷智也

高荷智也 さん (たかに・ともや)

備え・防災アドバイザー

災害に関するアドバイスを行う「ソナエルワークス」代表。家庭の防災から企業のリスク管理まで"備え"をテーマに幅広く提言。

『クロワッサン』1076号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。