くらし

解凍しなくてOK、冷凍牛ステーキ肉の美味しい焼き方。

冷凍の肉には、おいしく調理するためのコツが! 日々の献立に無理なく取り入れる方法を料理研究家の吉田瑞子さんに教わりました。
  • 撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 文・石川理恵

〝牛の冷凍ステーキ肉〟は  解凍せずに焼く!

「ステーキ調理でありがちな失敗は、焼きすぎてしまうこと。牛肉はレアでも食べられるので中まで火を通さなくても大丈夫だから、冷凍のままでもうまく焼けるんです」と、画期的な方法を教えてくれた吉田さん。

肉の厚みなどによって焼き時間が変わるため、下に掲載する「ステーキの焼き時間」表を参考に。

もう少し火を通したい場合は、10秒ずつ時間を延ばし、好みの焼き加減を見つけて。冷凍庫から出して5分以内で仕上がるため、疲れた日のいたわりごはんや、急な来客にも対応できる。

ステーキの焼き時間(ミディアムレア)

※重量はあまり関係ない。肉種は和牛。 ※脂の含有率によっても変動。多いと早く焼ける。

牛肉のステーキ

A.凍った状態で塩などをふってもちゃんと味がつく。生のにんにくは焦げやすいためパウダーを使う。
B.凍った肉は反ってくるため、トングで肉を押さえてフライパンに密着させるのが大事なポイント。
C.トングで押さえたら、また蓋をする。フライパン内の温度を高く保ち、蒸し焼きにするのがコツ。
D.裏返すと表面にはもう焼き色がついている。蓋をして強火のまま、さらに1分10秒加熱。
E.火を止めたら、蓋をしたまま1分10秒蒸らすと、 ミディアムレアの焼き上がりに。

【材料(1人分)】
冷凍和牛ステーキ用(1.5cm厚・180g)1枚
オリーブ油 大さじ1/2
塩・こしょう 各適量 
にんにくパウダー 適宜
しょうゆ 小さじ1
バター 大さじ1/2
クレソン・ラディッシュ 各適量

【作り方】
1.凍ったままの牛肉の両面に軽く塩、こしょう、あればにんにくパウダーをふる。
2.冷たいフライパンにオリーブ油、肉を入れる。蓋をして強火で1分10秒加熱する(途中、30秒加熱の時点で一度蓋を開け、肉をトングで押さえてフライパンに密着させ、再び蓋をする)。
3.肉を裏返し、蓋をして強火で1分10秒加熱する。火を止め、蓋をしたまま1分10秒蒸らす(仕上がりはミディアムレアになる)。皿に盛り、クレソン、ラディッシュを添える。
4.肉を取り出した後のフライパンを中火にかけ、熱くなったらしょうゆを鍋肌から入れ、少し香ばしく香りを立たせ、火を止める。バターを加え、溶かし混ぜてソースにし、盛り付けた肉にかける。

冷凍肉のストックがあると、忙しい毎日の献立に大助かり。冷蔵品のように短い消費期限に追われることもなく、料理の食べ応えもアップする。

気になるのは解凍の手間や味が落ちないかどうかだが、「冷凍のまま焼いたり、半解凍で使ったりしたほうが失敗なく料理できます。肉は自然解凍だとドリップが出るし、電子レンジで完全解凍するとムラになりやすいんです」と吉田瑞子さんは言う。

そもそも「冷凍の仕方」が不適切でも味は落ちてしまうため、今回、「冷凍状態で買える肉」について最適な調理方法を教わった。ふるさと納税の返礼品や贈答品などで届く冷凍ステーキ肉、スーパーで買える冷凍肉を、手軽においしく料理する方法を紹介。

吉田瑞子

吉田瑞子 さん (よしだ・みずこ)

料理研究家、フードコーディネーター

おいしくて簡単な家庭料理を紹介。『手作り冷凍食品の365日』(宝島社)、『冷凍保存の教科書ビギナーズ』(新星出版社)など著書多数。

『クロワッサン』1069号より

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