くらし

鶏むね、豚切り落とし…安売り肉の冷凍&活用術。

ステーキ肉、バラ凍結肉など、冷凍の肉には、おいしく調理するためのコツが! 日々の献立に無理なく取り入れる方法を料理研究家の吉田瑞子さんに教わりました。
  • 撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 文・石川理恵

安売り肉の冷凍&活用術

お得な大容量パック肉を自宅で冷凍したい場合、小分けにすると劣化しにくく、使い勝手もよい。新鮮なうちに「だいたい100gに小分け冷凍」しておけば、在宅時のひとりランチに活躍。

2人分なら2包み使えばOKだ。豚切り落とし肉は電子レンジで半解凍、鶏むね肉は電子レンジで蒸し調理がサッとおいしく作れる方法。

\豚切り落とし肉の冷凍術/

A.等分した肉をラップにのせ、なるべく薄く包む。素手よりも、菜箸で扱うほうが衛生的。
B.ラップのまま冷凍すると劣化するため、必ず保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて閉じる。

大容量パックの「冷蔵豚切り落とし肉」は、1パックのグラム数から換算して、目分量で80~100gぐらいになるように等分し、ラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する(たとえば1パック480gならざっくり5等分にして冷凍)。できれば金属製のバットにのせて急速冷凍するとよい。

豚肉の卵とじ丼

A.豚肉は電子レンジで半解凍。中が固くても包丁で切れれば半解凍になっている。
B.煮汁に豚肉を入れ、解凍しながら煮る。軽くほぐしながら火を通す。

【材料(1人分)】
冷凍豚切り落とし肉 80〜100gぐらい
卵 2個
玉ねぎ 1/8個
ごはん 丼1杯分
みつば適量
A[だし汁 1/3カップ しょうゆ・みりん 各大さじ1 砂糖 大さじ1/2]

【作り方】
1.冷凍豚切り落とし肉は電子レンジ200W(解凍モード)で1分加熱し、半解凍状態にして4等分ぐらいに切る。
2.玉ねぎは薄切りにする。
3.卵2個をボウルに割る。その際、卵黄1個は取り分けておく。残りは粗めに溶く。
4.浅鍋(または小さめのフライパン)にAを合わせ、沸騰したら玉ねぎを入れ、豚肉を加えて解凍しながら煮る。肉の色が変わったら、溶き卵をまわし入れ、蓋をして一呼吸おいてから火を止めて、半熟に仕上げる。
5.ごはんを丼に盛り付け、4をのせ、取り分けていた卵黄をのせ、刻んだみつばを散らす。

\鶏むね肉の冷凍術/

A.等分した肉は、厚みがあったら包丁を寝かせて切れ目を入れ、開いて平らにする。
B.ラップで1つずつ包む。厚みを均一にしたほうが冷凍も早く、解凍ムラにもなりにくい。
C.保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて冷凍。 3〜4週間で食べ切る。

大容量パックの「冷蔵鶏むね肉」は、1パックのグラム数から換算し、目分量で80~100gぐらいになるように切り分けてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する。できれば金属製のバットにのせ、急速冷凍するとよい。

鶏肉のフォー

A.凍った鶏肉に材料のAをかけたりのせたりするのが、おいしく仕上げるポイント。
B.冷めたら肉の繊維にそって割く。蒸し汁はとっておき、漉してスープに使う。

【材料(1人分)】
冷凍鶏むね肉 80〜100gぐらい
フォー(乾麺)80g
紫玉ねぎ 1/8個
香菜 適量
ライム(くし形に切ったもの)1個
水 1と1/2カップ
A[水 100ml 酒 大さじ1 しょうが薄切り 3枚 ねぎの緑の部分 1本分 塩・こしょう・砂糖 各適量]
B[酒 大さじ1 鶏ガラスープの素・ニョクマム(またはナンプラー)各小さじ1 塩・こしょう 各適量 赤唐辛子輪切り 1本分]

【作り方】
1.冷凍鶏むね肉は耐熱皿に入れ、Aの水、酒をかけ、塩、こしょう、砂糖をふり、薬味をのせる。ふんわりとラップをし、電子レンジ500Wで7分加熱して火を通す。そのまま冷まし、食べやすく割く(蒸し汁はとっておく)。
2.紫玉ねぎは薄切りにする。香菜は葉先をちぎり、茎は2cm長さに切る。
3.耐熱皿に残った蒸し汁を漉して鍋にあけ、水を足して中火にかける。Bを加えて味を調え、スープを作る。
4.フォーは表示どおりにゆで、水気をきって丼に盛り付ける。スープを注ぎ、鶏肉、紫玉ねぎ、香菜、ライムをのせる。

吉田瑞子

吉田瑞子 さん (よしだ・みずこ)

料理研究家、フードコーディネーター

おいしくて簡単な家庭料理を紹介。『手作り冷凍食品の365日』(宝島社)、『冷凍保存の教科書ビギナーズ』(新星出版社)など著書多数。

『クロワッサン』1069号より

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