くらし

冷凍も可能、あるとうれしい!カリフラワーのペーストとおいしい食べ方【小沢朋子さんのレシピ】

素材としてはもちろん、調味料としても役に立つペースト。料理の幅を広げる使い方を教えてもらいました。
  • 撮影・松村隆史 スタイリング・岩﨑牧子 文・河野友紀

カリフラワーペースト

大きなサイズがお手頃価格で店頭に並ぶ冬だからこそ、ぜひ作ってほしい、と小沢さん。カリフラワーの甘みが凝縮された優しい味わいで、炒めたきのこなどと合わせ、クリーム系パスタのソースに使っても美味。

【材料(作りやすい分量)】
カリフラワー1kg
水330ml
バター大さじ2と1/2
塩小さじ2と1/2

【作り方】
1.カリフラワーは小房に分ける。茎部分は外側の硬い部分を取り除く。
2.鍋にカリフラワーと水を入れ、蓋をして強火にかける。沸騰したら弱火にし、カリフラワーが柔らかくなるまで10〜15分蒸す。
3.2をブレンダーでペーストにする(ハンドブレンダーを使用する場合は、鍋の火を止める)。
4.3を鍋に戻して弱火にかけ、バターと塩を加え、溶かし混ぜる(出来上がりは1150g)。

*ブレンダーが回らない場合は、水を適宜加えてもよいが、4のときに煮詰めて水分を飛ばし、シャバシャバではなくぼってりとした質感に仕上げる。

カリフラワースープ

なめらかな口当たりと少しのとろみが、寒い時季にうれしいポタージュスープ。必要な量のペーストを冷凍しておけば、牛乳とともに鍋に入れ、加熱するだけで完成。手間も時間もかからないので、忙しい朝におすすめ。

【材料(2人分)】
カリフラワーペースト200g
牛乳160ml
黒胡椒少々

【作り方】
1.鍋にカリフラワーペーストと牛乳を入れ、中火にかける。
2.温まったら器に注ぎ、黒胡椒を挽く。

カリフラワー ペーストのグラタン

ペーストをホワイトソース的に使ったグラタン。カリフラワーは糖質とでんぷん質が低いので、ホワイトソースよりも口当たりも軽く、ヘルシーな一品に。口に入れると、カリフラワーの旨味と風味がほのかに広がります。

【材料(2人分)】
カリフラワーペースト150g
鶏肉100g
玉ねぎ(大)1/4個
マッシュルーム3個
ペンネ50g
サラダ油大さじ1/2
白ワイン大さじ1
塩小さじ1と1/4
チーズ50g
パセリ少々

【作り方】
1.鶏肉と皮をむいた玉ねぎは1cm角、マッシュルームは5mm厚にカット。
2.ペンネは1%の塩水で、袋の表示どおりに茹でておく。
3.鍋に油を入れて中火にかけ、温かくなったら鶏肉を入れて炒め、表面の色が変わったら玉ねぎを加えてさらに炒める。
4.玉ねぎの表面が透明になったら、マッシュルームと白ワインを入れて炒める。
5.白ワインの水分が飛んだら2のペンネ、カリフラワーペーストと塩を加え、中火にし、全体が熱くなるまで加熱する。
6.グラタン皿に5を入れてチーズをのせ、予熱しておいた220度のオーブンで20分程度焼く。表面に焼き色がついたら焼き上がり。オーブンから取り出し、刻んだパセリを散らす。

小沢朋子

小沢朋子 さん (おざわ・ともこ)

フードデザイナー

「モコメシ」の名称で、ケータリングやメニュー開発などに関わる。ジェラートと焼き菓子を扱うショップ『SLOW GELATO in bulk』のプロデュースも手掛ける。

『クロワッサン』1063号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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