松田さん宅には、香味野菜調味料の原点〝あまりもの醤油〟がある。
「継ぎ足し継ぎ足しで、もう15年くらいたちますねえ。中に入っているものは、大葉、みょうが、ピーマン、青唐辛子、鰹節、ゆず皮と果汁、レモン汁など。冬場は、かんずりや柚子胡椒も。タバスコ、からし、山椒などを入れることもあります。入れないのは、ねぎ類と、油。ねぎは臭みが強すぎるし、油は傷みやすいので」
季節ごとに入れる食材が変わることで味の変化も楽しめる。
「湯豆腐にかけたり、肉をちょっと焼いた上にソースとしてかけたり。焼きそばの味付けに使ってもさっぱりと美味しいですよ」