くらし

料理家・尾崎史江さんが愛用する、手早く美しく仕上げてくれる台所道具。

  • 撮影・黒川ひろみ 文・一澤ひらり

かさばらず使いやすく買いやすい。

100円ショップのダイソーで20年前に購入したバット。ステンレス製であいまだに光沢も失われていない。「揚げ物の仕込みや、野菜の下ごしらえのときに重宝します」

驚くほど澄んだだしが取れる。

水切りザルの内側に非常に目の細かい網が張ってあるので、キッチンペーパーや晒しで漉す必要がなく、かつお節やいりこのだしを取るときも目詰まりしない。

鳥井金網工芸 ステンレス製だしこし(底付ストレーナー中網付き) 19cm 5,170円(鳥井金網工芸 TEL.075-351-0306)
「昆布だしを沸騰寸前に火を止めて注げば、カスが取れて澄んだだしになります。濾しやすく、捨てやすく、洗いやすい」

肉も野菜も気持ちよく切れる。

刃材に高級ステンレス鋼を使用、硬いものから柔らかなものまでスムーズに切れる。料理だけでなく、園芸、手芸にも利用でき、柔らかなハンドルで使いやすい。

シルキー万能はさみ 165mm2,200円(美鈴ハサミ www.misuzu-hasami.co.jp)
「干し柿なます稲荷に巻いた三つ葉を、1本だけ切るのも楽にできるんです」

仕上がりのよさはこの箸が決めてくれる。

箸先がごく細く作られているため、きれいに盛りつけることができる。強くしなやかでコスパもいい。上側の斜めに削られた部分が調味料などを扱うのに便利。

市原平兵衞商店 京風もりつけ箸 中・約28cm 1,300円、小・約23cm 1,200円(市原平兵衞商店 TEL.075-341-3831)
「精進料理は季節感を引き立たせるように盛りつけますが、この箸がないとニュアンスが表現できません」

『クロワッサン』1018号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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