「ワインは週に3〜4回、夕食の時に夫と飲みます。その日の食事に合うワインを1〜2種類サイドテーブルに置き、めいめいが好きなものを好きな分だけ注ぐスタイルです」
そう話す堀井和子さん。器やテーブルクロス選びの際に意識しているのは、「くつろいで楽しめるか」ということだ。ワイングラスは、華奢なものや脚が長すぎるものだと飲む時も緊張するし、洗う時に割ってしまう心配も。そこで、あえて脚が短めの、手頃なものを選んでいる。
「テーブルクロスも、我が家にとっては部屋の雰囲気を左右する大切なアイテム。でも、ワインの染みが目立つものだと、こぼすのが嫌で気が張ってしまうでしょう。だから染みが目立たない色や柄を選んでいます。もちろん、目にうるさくなく、料理がおいしく見えることも大事」
清々しくととのえられた食卓には、好きなものを心地よく楽しむための配慮が行き渡っている。