ケースバイケースで変わるリノベーション費用だが、まず理解しておきたいのがその内訳について。リノベーション費用には、本体工事費、設計費(間取り変更など大規模リノベーションがある場合)と諸経費(仮住まいへの引っ越し、トランクルーム利用料など)の3つが含まれる。
「老朽化した設備を交換するだけの簡単なリフォームなら、もちろん費用は抑えられます。でも、交換する設備にもいろいろなグレードがあるし、壁を抜いて間取りを変えるなどの大規模なリノベーションを行うとなると、金額はかなり変わってきます」
そんな改修費用も、50代以降は自己資金でまかなおうとする人が多い。けれど、条件を満たせば、補助金や資金贈与の非課税枠適用などの措置を受けられる場合も。
「公的な助けの対象となるのは、基本的に自己所有・居住物件。所有権なども合わせて事前に確認しておくと、手続きがスムーズです」