クレームで起きやすいのが、当の本人が怒りしか表出できないこと。
「腹が立って文句を言っても、自分の不満や要求をうまく伝えられず、とにかくなんとかしてほしい、という混乱状態に陥ってしまう人が多いんですよね。まず自分がいま置かれている状況を客観的に見ることが大切です。何が不満なのか、何に困っているのかを見極めた上で、相手にどうしてほしいのかを伝える。このときに感情をむき出しにするのは得策ではありません。自分が冷静に苦情を申し述べれば、相手もそれに対してどうすればいいかを具体的に考えることができますからね」
状況を俯瞰してみる目を持つことが速やかな解決の糸口となる。