「段取りを考えながらカラダをこまめに動かす家事は、脳機能をバランスよく使うため、脳の老化を防ぐことができます。ふだん食洗機やロボット掃除機に頼っているようであれば、ときどき自分の手足を使ってゆっくり丁寧に家事を行ってみましょう」
たとえば、食器洗い。スポンジに洗剤をつけて泡立て、香りを感じる。汚れを目で見て確認し、一皿一皿ゆっくりと磨く。水の流れる音を感じながら泡を落とし、水切りかごに入れていく。このように五感をフル活動させてゆっくり家事を行うことで、脳が「どう動くか」を整理でき、頭の中がクリアになる。