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イヤホンと遜色ない見た目の集音器で、聞こえの違和感や悩みを解決

家族から「テレビの音、大きすぎない?」と言われたことはありませんか? 人からの声が聞き取りにくくなったと感じたり、何度も「えっ?」と聞き返してしまったり。そんな小さな違和感は、実は聴力の変化のサインかもしれません。かつては高齢者の課題と思われていた聴力の問題ですが、最近はミドルエイジにも広がっています。今回は、身体からのヘルプサインや、おしゃれな集音器について紹介します。

文 岡のぞみ

聞こえの変化に気づいていますか?

聞こえの症状は気づきにくい
聞こえの症状は気づきにくい

「聞こえ」って、自分では案外気づきにくいものです。75歳以上の7割以上に難聴の症状があるにもかかわらず、それを自覚している人は約3割にとどまるそうです。特に一人暮らしの方や、あまり外出しない方は気づきにくい傾向があります。

こんな経験はありませんか?

・テレビの音量を家族より大きく設定してしまう。
・静かな場所では会話が聞き取れるけど、レストランなど騒がしい場所になると聞き取りにくい。
・ニュース番組のアナウンサーの声はよく聞こえるのに、バラエティ番組でワイワイとした会話になると、誰が何を言っているのか分からなくなる。

一つでも当てはまるとしたら、それは聴力に問題があるサインかもしれません。難聴がもたらすリスクや早期発見の必要性などについて、日本と韓国に拠点を持つ集音器のグローバルメーカー「Olive Union(オリーブユニオン)」を取材しました。

実は、聴力のピークは20代で、そこから徐々に低下していくそうです。最近では、イヤホンを大音量で使用することによる「騒音性難聴」が増加し、スマートフォンに「この音量は聴力に影響します」という警告が出るほど。

世界的に見ると、現在5人に1人が難聴の傾向を持っており、将来的には4人に1人になると予測されているそうです。少子高齢化による加齢性難聴の増加も含めて、「聞こえ」の問題は全世代が持つ課題なのです。

補聴器=カッコ悪い、恥ずかしいは昔の話

ホワイト・ブラックの2色展開「Olive Air」5万9900円 
ホワイト・ブラックの2色展開「Olive Air」5万9900円 

日本の補聴器普及率は15%程度。アメリカの25%、デンマークやフランスの50%以上と比べてかなり低い水準です。この差は国の福祉制度の違いもありますが、日本では未だに補聴器は高齢者が使うもの、大きくてかっこ悪い、という古いイメージが根強く残っていることも要因の一つと考えられます。

しかし、近年の補聴器は大きく進化しています。オリーブユニオンが開発・販売している集音器「Olive Air(オリーブエアー)」は、小型でスタイリッシュで、装着した姿はまるでワイヤレスイヤホンと遜色ありません。

店舗に行かず、アプリとリモコンで簡単調音

アプリとリモコンで簡単調音
アプリとリモコンで簡単調音

通常の補聴器では、音質や音量調整のために専門店に行く必要がありますが、オリーブエアーはスマートフォンアプリを使って、低音から高音まで自分で細かく調整できます。これにより、レストランやコンサートホールなど実際に使用する環境で、自分の耳で音を聞きながら最適な設定を見つけることができます。小さなリモコンでサッと音量調整ができるので、いつでも簡単に音量変更が可能。カフェでのおしゃべり、電車の中、テレビを見る時など、場面に合わせて自分で最適な音に調整できるのがありがたい。

早めの対応が、家族との会話を守る

家族とのコミュニケーションのために
家族とのコミュニケーションのために

難聴は、長く続くと認知症リスクが高まることがわかっており、早い段階での対応が大切。聴力は悪くなってからは回復が難しく、聞くために意識を向ける力が増加し、長期間その状態が続くと、脳が言葉を聞き取る機能が低下してしまうそうです。さらに使える製品が限られ、機械に頼る度合いが大きくなるため、違和感も増します。言語能力が下がる前に補聴器や集音器を使って、正しい音の情報を適切な音圧で聞くことは、脳の健康維持にも重要だそう。

難聴のサインとしては、高い音が聞こえづらくなる(体温計のピピピという音、遠くの電話の音など)、テレビの音量を上げている、静かな環境では会話ができるが騒がしい場所だと聞き取りづらい、などがあります。こうした変化に気づいたら、早めに対応することをお勧めします。

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