からだ

8つの生活習慣で脳のマンネリ化を防いで、もの忘れ改善!

自分の忘れっぽさの度合いが、最近どうも進んでいるような……心あたりはありませんか? 今こそできる対策があります。ここで学んでおきましょう。
脳には使い切れていない細胞が山ほど眠っています。日常生活の中で意識的にそれらを刺激することで、脳は何歳になっても成長することができるのです。もの忘れの改善だけでなく、認知症予防に繋がることも。
  • 撮影・角戸菜摘 文・黒澤祐美 イラストレーション・イオクサツキ

1.寝る前に一日の出来事を振り返る

家事や育児、仕事など目の前のことに追われていると“思い出す”という行為自体を忘れてしまいがち。そこで、夜寝る前に一日を振り返る習慣を。

「その日あった出来事を朝から順に思い出すことで、記憶力を高めることができます。そのときに明日の展望や予定まで考えておけるとなおいいでしょう。お弁当に何を作るか、スーパーで何を買うか、といったようなことで構いません。そして翌朝目覚めたときに、同じようにその日やることを頭の中で確認します。すると、安定した記憶のサイクルができ、忘れにくい脳ができるのです」(加藤さん)

総括は“ひとこと日記”のようにノートに書いても、ベッドに入って頭の中で振り返るだけでもOK。毎日繰り返すことが大切なので、負担にならない方法を取り入れよう。

2.朝日を浴びる

朝日を浴びるメリットは2つ。まず、朝日を見るだけで脳の視覚系が刺激され、活性化するため。もう一つは、体内時計がリセットされて生活リズムが整うため。

「体内時計は体温や血圧、ホルモン分泌など生体リズムを調節するために人間に備わった機能。よって体内時計が狂うと糖尿病、代謝異常、内臓肥満といった不調のほか、自律神経失調症、睡眠障害、うつ病などの脳に関わる病気を引き起こすリスクも高まります。朝日を浴びると心のバランスを保つ脳内物質であるセロトニンが分泌されて、精神が安定する。脳の大敵であるストレスに強くなります」

3.時間を決めて行動する

大人になると、学生時代の定期テストのように「なにかを暗記しなければならない」という状況に追い込まれることが少なく、記憶の蓄積に深く関係する海馬の機能が低下しやすくなる。人の名前が思い出せない、漢字を忘れた、というもの忘れが頻繁に起こるようになるのはこのため。

「脳の衰えを止めるには『時間』を意識することが大切です。時間に敏感に反応するのが海馬であり、時間を意識することで活発に働く特徴があります。予定を立てて行動するだけで、脳は元気になり、記憶力も上がる。一日の予定をノートや手帳に細かく書き留める習慣をつけましょう」

4.睡眠時間は7時間確保する

平均睡眠時間が6時間以下の人の約40%はうつ病になるというデータがある。うつ病は認知症のリスクファクターであるとも言われているため、睡眠時間は最低でも1日6時間、理想は7〜8時間確保したい。

「睡眠不足の状態が続くと脳が疲弊し、仕事や家事でケアレスミスが目立つようになります。すると『私はだめだ』と自暴自棄になり、脳の成長をストップさせる原因に。睡眠に積極的になることで、脳の記憶系が強化され、生きる意思も強くなります」

ただし、睡眠時間が9時間を超える人の約47%もうつ病になると言われているため、寝れば寝るだけいいというわけではない。日中に脳が活性化した状態を作るためにも夜は23時までには就寝し、7〜8時間の睡眠でスッキリ目覚めよう。

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