「骨を強くするならカルシウムと思いがちですが、たんぱく質とビタミンDにも注目してほしい」と太田さん。
●カルシウム
骨の新陳代謝に欠かせない。最も吸収率が高いのは牛乳などの乳製品。小魚、大豆、青菜などにも含まれる。
●たんぱく質
コラーゲンの原料となる。ウナギ、アジ、サンマ、サケなど脂身の多い魚に多く含まれる。肉や大豆、卵も。年齢が進んでもたっぷり摂りたい。
●ビタミンD
カルシウムを骨に定着させる。カレイやイワシなどの魚や、シイタケやきくらげなどのキノコ類に多く含まれる。
さらに、野菜に多く含まれるビタミンKや、雑穀や海藻に多いマグネシウム、卵やレバーに含まれる亜鉛、ニンジンやトマト、ベリー類に多いカロテノイドも骨を丈夫にする強い味方。反対に、スナック菓子やインスタント食品、ファストフードに多く含まれるリンやナトリウムはカルシウムの体内吸収を損ねるので避けたい。
「バランスのいい食事を摂るのが基本。ただ、健康食を上手に利用すると効率がいいですよ」(太田さん)