閉経後に発症率が高まる
睡眠時無呼吸症候群も疑って
いびきを放置してはいけない理由の一つに、いびきをかく人は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性が高いという事実があります。
アルコールを飲んだときや疲れているときだけいびきをかくなら、それほど心配はないそうです。でも、「最近、いびきが大きくなって音も変わってきた」、「突然息がつまったようにいびきが途切れるといった症状」がある場合には要注意です。
「SASとは、睡眠中にいびきや無呼吸を繰り返す睡眠障害の一つ。呼吸が止まれば脳や体は、酸欠状態になり、全身に十分な酸素を送ることができなくなります。放置すると、睡眠自体に悪影響があるだけでなく、日中の強烈な眠気、疲労感、集中力の低下、居眠り運転などの原因にもなります。さらには、高血圧や循環器の病気を起こす危険性も高くなります。たかがいびきと思わずに、SASを早く見つけて治すことが重要です」(白濱さん)