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女性ホルモン

Vol.9 口が渇いてしかたありません。【40代からのからだ塾WEB版】

文・及川夕子 イラストレーション・小迎裕美子

新連載・40代からのからだ塾では、更年期世代(40〜50代)の女性に起こりがちな症状について、原因や対処法をお伝えしていきます。更年期まっただ中にいるライター及川が、医師や専門家に根掘り葉掘り。知っておきたい検査の情報やスクリーニングの考え方なども紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!

寒い季節は、肌をはじめ、からだのいろいろな部分の乾燥が気になりますよね。
例えば「最近、口の渇きがとても気になる」という方はいませんか。
私は、朝起きたときに口の中がカラカラだとドキッとします。
「口が渇き(ドライマウス)は口の老化」といわれているので、「もしや私も!?」と思うからでしょうね。

さて、この口の渇き問題ですが、日常化するとさまざまな悪影響が出てくるので要注意です。
口の中を潤している〝唾液〟には、自浄作用や抗菌作用、免疫作用などがあるため、これが減ってくると、さまざまな雑菌が侵入したり繁殖しやすくなります。食べ物が飲み込みにくくなるだけでなく、口臭が強くなる、虫歯・歯周病になりやすくなる、カゼをひきやすくなるなど、生活に支障をきたすようになります。
また、40代以降の女性で急に口の渇きがある場合、ある病気が隠れている場合があります。
そこで今回は、内科医で膠原病の専門家でもある宮地清光さんに、口の渇きの原因と考えられる疾患について聞きました。クロワッサンの誌面でも同じテーマをとりあげていますので、ぜひチェックしてみてください。

口が渇く症状の主な原因とは?

口が渇く(ドライマウス)の原因としては


1. ストレス
2. 薬の副作用
3. 口呼吸になっている
4. 加齢(唾液分泌に関わる筋力の低下)
5. 更年期の症状
6. シェーグレン症候群
7. 放射線治療
8. 糖尿病

などがあげられます。

宮地さんによると、口の渇きの大半は2の薬の副作用からきているケースが多いそうです。降圧薬や利尿薬、抗精神薬など、内服薬の多くは「口渇」という副作用を持っているとのこと。何かの治療で薬を飲んでいる方は、主治医に相談してみましょう。

1のストレス、3の口呼吸、4の筋力低下などは、生活習慣からくるものなので、まずは運動、休養、唾液腺のマッサージ、ガムを噛むなどのセルフケアで対処。口呼吸は、鼻炎などによる鼻づまりが原因ということもあるので、場合によっては耳鼻咽喉科を受診したほうが早く原因を取り除けるかもしれません。
いろいろ試しても、3ヵ月以上口の渇きが続くときは、ドライマウス外来を受診して相談してみましょう。

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