はちみつの楽しみが広がる、はちみつの選び方のポイント。 | からだにいいこと | クロワッサン オンライン
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はちみつの楽しみが広がる、はちみつの選び方のポイント。

  • 取材・文/石飛カノ 撮影/森山祐子 写真、データ協力/山田養蜂場

はちみつ専門店で本物の天然はちみつを選ぶ。

スーパーやコンビニの商品棚に並んでいるはちみつのほとんどは、その容器に花や植物の名前が見当たらない。シンプルな容器には、「純粋はちみつ」という表示があるだけ。一般的な消費者が目にする機会が多いのは、むしろこちらだろう。  

料理の隠し味などとして利用するなら、こうしたはちみつでも十分かもしれない。でも、はちみつ本来の香りや風味が損なわれている可能性が高い。というのは、日本で流通しているはちみつの原料の多くは、ミツバチが水分を十分に飛ばして濃縮される前に収穫したもの。これを、減圧濃縮釜で加熱することによって水分を飛ばし、糖度を上げている。  

はちみつ以外のもので加糖しているものは表記しなければならないが、加熱加工に関しては表記の義務がないので、こうしたものも〝純粋はちみつ〟として販売することができるのだ。  

香りや風味は揮発性の成分なので、加熱することで損なわれてしまう。レンゲ、アカシア、オレンジ、そばといった天然の純粋はちみつを初めて口にした人は、 「こんなに香りがずっと続くんだ」 「今まで口にしたはちみつと全然違う」  と、驚くはず。  

しかも、9ページで紹介したようなさまざまな微量栄養素やこれから紹介していく、びっくりするような健康効果は、こうした天然の純粋はちみつにこそ期待できるもの。信頼のできるはちみつ専門店を見つけて、本物のはちみつを一度味わってほしい。  

さて、はちみつを選ぶ指標として分かりやすいのは、色と結晶。色が濃いはちみつは味も非常に濃厚で、ミネラル類が豊富に含まれているものが多い。  
また、ブドウ糖が多い、または花粉が多く含まれているはちみつは結晶化しやすく、ブドウ糖が少ないものはサラサラとして結晶化しにくいというのが、ざっくりとした目安。 好みや用途に合わせて、いくつかのはちみつをラインナップしておくと、はちみつ使いの楽しみが広がるはず。  

下に紹介するはちみつは、色と結晶具合によって4分割したもの。こうしてみると、同じはちみつとは思えない表情をしていることが分かる。  ただし、同じ植物由来のものでも、産地や養蜂家の作り方によってまるで違うテイストになることも珍しくない。実際に手に入れるときは、ぜひ試食をして自分の目や舌でチェックを。

はちみつ選びのポイント

・アカシア
はちみつの中でも定番中の定番。色の薄いサラサラ系、クセがないので用途は広い。

・菩提樹
北海道産の菩提樹のはちみつ。色は薄いが結晶が見られる。華やかで濃厚な香りが特徴。

・ハニーデュー(甘露みつ)
色は濃いめだが花粉を含まないので結晶が見られないものもある。味は旨みの宝庫。

・そば
北海道のそばのはちみつ。黒みつのようなコクのある風味。色が濃く結晶部分も多く見られる。

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— マガジンハウス 編
定価:810円 (税込)

はちみつの“薬効”を最大限に生かす、具体的な方法をシーン別に紹介します。
さあ、今日から「はちみつ生活」始めましょう!

お話を伺ったかたがた
・中村 純さん 玉川大学ミツバチ科学 研究センター教授
・前田京子さん エッセイスト ベストセラー『ひとさじ のはちみつ』著者
・藤善博人さん 山田養蜂場 養蜂部顧問
・鳥家恵莉さん 山田養蜂場 サブチーフ

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