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夏場に重宝するはちみつのイオン飲料。

  • 取材・文/石飛カノ 撮影/森山祐子 写真、データ協力/山田養蜂場

前田さんがはちみつを使った〝はちみつ水〟を知ったのは、アメリカ西部にあるワイン畑。そこで鋤を手に働く青年が、ペットボトルから飲んでいたのが、はちみつ水。  中身は、はちみつに塩をひとつまみ入れて水で溶かし、ライムを搾ったシンプルなもの。1日に2リットルはそれを飲んで仕事をしているのだと聞いた。これはいわゆるスポーツドリンクとして理想的な組み合わせだと気づいた前田さん。  

エッセイ『ひとさじのはちみつ』から引用してみる。
《はちみつは、エネルギー源となるが、同時にミネラル、ビタミン類の宝庫だ。(中略)天然塩を加えることで、汗をかいたときに失われるナトリウムやその他のミネラルをさらにプラスする。(中略)感心しているうちに面白くなってきて、塩分や糖分、ビタミンCの分量をあらためて計算しながら、簡単にできて美味しい「手作りイオン飲料」のレシピを自分でも作ってみることにした》
 
そして、辿り着いたのが左上のレシピ。ビタミンCを加えるのは、栄養豊富なはちみつの中で唯一、不足気味な栄養素だから。しかもビタミンCは現在、風邪や心臓病、その他のさまざまな病気の予防に有効ということが知られている栄養素。薬局でも手に入るビタミンCの粉末(アスコルビン酸)で適量を加えて、しっかり補給したい。

発汗や運動量でレシピを塩梅。

「ただし、このレシピの塩とビタミンCの量は大量に発汗したり体力を消耗したときの最大量。いつも、こんなに必要なわけではないんです。これを最大量にして少しずつ加え、味見をしながら美味しいと思ったところが適量。塩辛いと思ったら塩分が多すぎますし、ちょっと酸っぱすぎると感じたらビタミンCは十分足りているということ。最初は塩を入れずに、ビタミンCを小さじ4分の1程度で作ってみるのがコツ。物足りないなと思ったら少しずつ足していってください」  夏場は500ミリリットル分のはちみつ水を前の晩に作って、冷蔵庫で冷やしておく。または凍らせておいて、長時間外出するときに携帯してもいい。疲れた体に一気に元気が漲るはず。

はちみつイオン飲料の基本のレシピと作り方

1、500mlの水にエネルギーと各種栄養素のもと、好みのはちみつを大さじ2杯入れる。
2、はちみつが水に溶けるまでよくかき混ぜる。果糖の多いアカシアのはちみつは水に溶けやすいので作りやすい。黒っぽいはちみつはミネラルが豊富。
3、ビタミンCの粉末、アスコルビン酸を小さじ4分の1加える。アスコルビン酸はドラッグストアなどで入手可能。
4、最後に塩をひとつまみ。はちみつにも塩分は入っているので、最初は塩を入れずに味見してもよし。
1、500mlの水にエネルギーと各種栄養素のもと、好みのはちみつを大さじ2杯入れる。
2、はちみつが水に溶けるまでよくかき混ぜる。果糖の多いアカシアのはちみつは水に溶けやすいので作りやすい。黒っぽいはちみつはミネラルが豊富。
3、ビタミンCの粉末、アスコルビン酸を小さじ4分の1加える。アスコルビン酸はドラッグストアなどで入手可能。
4、最後に塩をひとつまみ。はちみつにも塩分は入っているので、最初は塩を入れずに味見してもよし。

はちみつイオン飲料の基本のレシピ

・水500ml
・天然はちみつ大さじ2杯
・天然塩小さじ1/4
・ビタミンCの粉末小さじ1/4〜1/2
※塩の量は上限値。体調によって少しずつ加えて塩梅をみる。

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— マガジンハウス 編
定価:810円 (税込)

はちみつの“薬効”を最大限に生かす、具体的な方法をシーン別に紹介します。
さあ、今日から「はちみつ生活」始めましょう!

お話を伺ったかたがた
・中村 純さん 玉川大学ミツバチ科学 研究センター教授
・前田京子さん エッセイスト ベストセラー『ひとさじ のはちみつ』著者
・藤善博人さん 山田養蜂場 養蜂部顧問
・鳥家恵莉さん 山田養蜂場 サブチーフ

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