からだ

Vol.31 血圧の薬をやめたいです。【40歳からのからだ塾WEB版】

主な降圧薬と副作用

  • カルシウム拮抗薬(血管を拡張させ血圧を下げる薬)
    主な副作用:顔のほてり、むくみ、動悸など
  • ACE阻害薬(血圧を調整するホルモン系に作用して血圧を下げる)
    主な副作用:空せきなど
  • ARB(血圧を調整するホルモン系に作用して血圧を下げる)
    主な副作用:ほとんどない
  • 利尿薬(塩分を多くとる人によく使われる)
    主な副作用:電解質異常、脱水、高尿酸血症(痛風発作の原因)、血糖値の上昇(耐糖能障害)、血液中での脂質の異常など
  • β遮断薬(交感神経の刺激を遮断して血圧を下げる)
    主な副作用:徐脈、ぜんそく

疑問その3:降圧薬をやめて、漢方薬や健康食品を試したい

血圧調整に有用とうたうサプリメントや健康食品は、たくさん売られています。それらを活用すれば、治療の変わりになるのでしょうか。

苅尾さんによると、健康食品はあくまで食品で、薬の代用にはならないとのこと。使う場合は医師や薬剤師に相談してほしいというアドバイスでした。

一方、漢方薬については、血圧が高い人が使う場合には注意が必要です。漢方薬には「甘草」という生薬がよく使われており、その成分であるグリチルリチンは、長期間服用すると血圧を上げる作用があります。

このほか、カゼ薬や頭痛薬などとして使われる消炎鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬)も、降圧薬と併用すると血圧が上がったり、腎障害を起こすことがあります。

ほかの薬を使いたいときには、安易に使うことは避け、担当医や薬剤師に相談するというのが、ベストな対処法になります。

ご協力いただいた医師

苅尾七臣さん 自治医科大学 循環器内科学講座 教授

かりお・かずおみ●専門は循環器内科と老年医学。特に早朝・夜間高血圧を含む血圧変動に関する研究、病態解明や早期発見、早期治療、予防に力を注ぐ。

※症状や治療法には個人差があります。必ず専門医にご相談ください。

ライター、メノポーズカウンセラー 及川夕子
更年期、まっただ中のライター。最近、ちょっと休んだぐらいでは疲れが抜けなくなってきて、以前よりもカラダのメンテが欠かせなくなったと実感。とはいえ、カラダの変化をポジティブに捉え、同年代の女性の健康に役立つさまざまな情報をお伝えしていきたいと思っています。ただいま、ヨガやマインドフルネスを実践中。ホルモン補充療法も試してみたい!
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