からだ

Vol.31 血圧の薬をやめたいです。【40歳からのからだ塾WEB版】

疑問その1:降圧薬をやめることはできる?

高血圧と診断された場合、薬をずっと飲まなければいけないのでしょうか? 血圧が下がってくれば薬を止められるのでしょうか?

一般に血圧は年齢とともに上がりやすくなり、降圧薬は脳卒中などの危険な病気を防ぐために飲むものです。よって「原則は、主治医の指導のもとでずっと飲み続けるものだと思ってください。生活改善+治療によって血圧が下がり状態が安定してくれば、薬を減らしたりやめたりすることも可能ですが、薬をやめて血圧が上がれば服薬を再開します」と苅尾さん。また、降圧薬を飲んでいても、「生活改善は決してやめずに続けてください」とのことでした。

睡眠時間と高血圧の発症率

睡眠時間と高血圧の発症率

睡眠時間が5時間以下の人では、同7〜8時間の人に比べ高血圧を発症するリスクが2倍以上になる。血圧対策には、十分な睡眠が必要不可欠。薬の治療と併せて生活改善を行うことが大切です。

出典:Gangwisch JE, et al. Hypertension. 2006

疑問その2:降圧剤で血圧が下がり過ぎたら?

降圧薬治療を始めたら、血圧が下がりすぎて、めまいやふらつきが起きている。こんな場合はどうしたらよいでしょう。

降圧薬は、血圧を下げるための薬であり、命に関わる心筋梗塞や脳梗塞などを予防するために飲むもの。ただ、高血圧の薬によっては、めまいやむくみといった副作用が起こることもあります。「体調に変化があったときには、すぐに受診をしましょう」と苅尾さん。

例えば、降圧薬のカルシウム拮抗剤は血圧を下げる作用が強く、めまい、頭痛、動悸などの副作用を感じることがあるそうです。また、この薬とグレープフルーツジュースを一緒に摂取すると、効果が増強されて血圧が下がりすぎることがあります。

「いずれにしても薬を服用後、最小血圧が100mmHg以下になる場合は、担当医に相談を。薬の種類を替えたり、朝夜の2回に分けて飲むなど飲み方を変えたりすることで対処できることもあります」(苅尾さん)

自己判断で治療をやめたりせずに、まずは医師に相談することが大切なのですね。

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